STORY116 ページ34
泣き疲れていつの間にか寝てしまっていたのか俺が目を覚ますと外は日が完全に上り時刻は昼過ぎだった
誰が来るかも分からない場所で眠ってしまったということに驚きながら背後に気配を感じて自然と体が防衛体制に入る
「おっとっ!危ないなぁ。前にもこんなんあった気ぃするわぁ」
「静綺さんが悪いんでしょAくんの背後に立つから!」
聞き馴染みのある声を聞いて安堵する
『…くろ…はな…っ…し…ず…き?』
俺のかすれた声に2人は驚きながらも優しく微笑んでくれた
「あの子から話聞いたよ」
黒花の言葉にビクリと肩が揺れる
『あっ…お…れ…っ』
言葉に詰まる俺を見ても2人は優しい顔を崩すことは無い
「大丈夫や、誰もAくんのこと責めたりせぇへんよ。怖がらんでいい」
「僕たちがAくんのこと傷つけたりするわけないよ!」
俺はそんな優しい言葉をかけてもらう資格なんてないのに…俺は1人の女の子を苦しめた挙句そのことを棚に上げて守ってもらったのに女はみんな同じだと諦め傷つき絶望したんだ
そんな最低な俺が許されていいわけがない
ねぇ、そうでしょ?ミツナ…。
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緋泣(プロフ) - 葵さん» 長編で飽きてしまったりなんてことあると思いますがこれからもよければ読んでいただけると嬉しいです( 笑 )2人の絡みも入れられるように頑張りますね、 (2016年3月19日 13時) (レス) id: 6c109d83f4 (このIDを非表示/違反報告)
緋泣(プロフ) - サファイアさん» ありがとうございます!これからちょくちょく更新していけるように頑張ります! (2016年3月19日 13時) (レス) id: 6c109d83f4 (このIDを非表示/違反報告)
葵 - こんにちは!この作品の1作目からずっと読んできました。すごいおもしろいです。続き待ってます。私は夢主と羅衣都さんがすきです!! (2016年1月18日 16時) (レス) id: 00bbdca888 (このIDを非表示/違反報告)
サファイア(プロフ) - 続き待ってました!!これからも楽しみに待ってます(≧∇≦) (2016年1月17日 19時) (レス) id: d1e6fc7d28 (このIDを非表示/違反報告)
S属性(プロフ) - 続き楽しみにしてます!頑張ってください! (2015年11月27日 14時) (レス) id: 144f5e21f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:緋泣 | 作成日時:2015年2月27日 2時