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瑠姫side







景｢ねえ蓮くん、瑠姫くん、俺もう辛い…何もかも辛い…｣










景瑚が初めて見せた本音。
多分誰にも言えずにずっと過ごしてたんだろうな…











景｢ねえ俺もうどうしたらいいか分からない…分からないから尚更辛い…｣

蓮｢なにかあったの？｣

景｢でもやっぱり自分では何でこうなったのかが分からなくて、食べれなくなって、口にもの入れるだけで吐いちゃって、食べ物の匂いもダメで、飲み物しか口に入れられなくて、でもそれも入れられるのは少量で、でももういつからこうなったのかも分からなくなってきて、そのせいで、今日みたいに仕事中にダウンして、皆に迷惑かけちゃうし、本当にダメなんだ…｣

蓮｢景瑚、もうそれ以上は喋らないでいい。｣












景瑚の本音はヒートアップしてきて、このままだとまた過呼吸起こすって思ってた矢先に蓮くんが慌てて止めた。





でも、肝心の

｢なんで摂食障害になるまでの食事制限をしたか｣






その理由だけは頑なに教えてくれくれなかった。









景｢瑠姫くん、蓮くん…、向精神薬もう今日は飲んでいい？それか睡眠導入剤。もう今日は落ち着かない。不安。寝れない。｣













そう、医者からの指示で景瑚の向精神薬や睡眠導入剤とかの処方された薬は、普段は乱発しないように俺らの許可がないと飲めないようにしてあるし、景瑚には持ち歩く程度の量しか持たせてないし、ほとんどは奨くんと蓮くんと俺と純喜が半分ずつ管理してる。
















本当はどっちも副作用があるから飲ませたくない。

でも、景瑚のあの虚ろげな目を見てしまったら、さすがに俺らも何も言えなくなった。











蓮｢分かった。ただし、明日のレッスンは元々見学だけど、元気になったとしても副作用怖いから、どっか行く時は必ず誰かと一緒だし、副作用辛かったら休むかすぐ早退すること。それが条件。分かった？奨くんと医者さんには薬飲んだことは伝えるから。｣

景｢…はい。｣










そう言って、景瑚は蓮くんから睡眠導入剤を受け取って飲み始めた。











程なくして、本人は眠りだしたので、仕事から戻ってきた奨くんと純喜にバトンタッチして、俺と蓮くんはそれぞれ部屋に帰っていった。

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