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蓮side







景瑚を、トイレの個室まで連れてってあげて何かあったらいけないからってことで鍵はかけないでもらった。


さすがに本人も吐いてるところはあんまり見られたくないみたいだから、入口で待ってたら聞こえてくる嘔吐く声。










ほんとに変わってあげたい…
そう思っちゃうくらい今の景瑚は弱ってて。



ご飯が食べれなくて、そのせいで色んな体の異常をきたしてて…。でも何が原因でこうなったかは分からなくて。


でも本人は頑なにその理由は教えてくれなくて…












景｢蓮くん、吐けたんでもう大丈夫です…｣









そう考えてるうちに本人がトイレから出てきた。
てか、顔色悪っ…。













蓮｢絶対無理しない。やばいって思ったらすぐ俺の服引っ張るなりして何かしら合図送って…、お願いだからほんとに無理はしないで…｣














そう何度も本人に声をかけた。
でも届いてるかは分からないけど。











スタジオに着くなりさっきの弱々しい景瑚とは別にいつも通りのちょけた景瑚に戻ってた。








翔｢景瑚くんもーー、聞いて汐恩がー…｣
景｢いや汐恩何してんだよ‪w｣








弟の前では、ただの元気なお兄ちゃん。
どれがほんとの景瑚か分からなくなるくらいに。


プロ意識と根性が凄まじい…













そう思いながら、前よりもさらにやせ細り最悪な顔色してるくせに、弟の前では元気を演じてる景瑚を複雑な目で見つめてた。

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