合流 ページ10
「………下ろしてくださませんかコネシマ様」
「おぉ､すまんな」
はぁっ……じめんだぁ…
「せや､ノヴァが待っとったで｡このまま真っ直ぐや」
「ありがとうございます…」
たか､たかかい､たかいかった…
表情らしく表情が無いからものすごく怖い…
ゾム様はそんな不満げな顔で見ないでくださいお願いしますお願いします…！！
「ゾム」
「…分かったわ､またなシュライヤ」
出来ればもう事務的なこと以外で関わらないでくださるとうれsいえなんでもないです｡
ヒラヒラと手を振って､ゾム様はダクトの中に入って…ダクト？？
「じゃ､俺は用事あるから行くわ､まあがんばり」
「あ､はい､ありがとうございました」
颯爽と去っていくコネシマ様｡
"心が無い"とか"非情"とか言われてるけど､案外そうでも無いのか…？
………いいや､もう､兄さんとこ行こ…
カイリ は しこう を ほうき した ！
てんてんてれれん！！！！
・・・
「お！きた…」
「…にいさん」
クタクタになったカイリの姿を見たノヴァは､笑顔のまま固まり､手に持っていた移動しながらでも食べれる昼食を片手に持ち､カイリを腕に乗せるようにして抱き上げて部下たちのいるであろう場所に足早に移動し始めた｡
両親､それか自身と2人のときでしかカイリは"兄さん"と呼ばない｡
基本的に兄貴か公の場では兄上などと呼ぶ｡
そのカイリが､僅かながらに殺気を纏わせ､草臥れている｡
余程のことがあったのだろう｡
目的の場所に着くと､扉を蹴り破らん勢いで蹴り開ける｡
中にいた相棒が怒った顔をしてこちらを見るが､全体重を預けているカイリを見て表情を切り替えた｡
「カイリ嬢じゃないか､どうした？」
「んー､多分ゾム様かシャオロン様に会ったんじゃないか？殺気漏れてたし」
「あぁ…シュライヤ現象」
「やめろそれ」
シュライヤの人間は殺気や敵意を当てられると無意識に滅殺しようとする｡
という何とも不名誉な噂がある｡
まあ､思い当たる節があるが不可抗力というものだ｡
シュライヤ宗家､分家の特徴を簡単にまとめれば､戦闘()特化｡
前線でも政治でも､口も腕も1級品だ｡
だからこそ､国の重鎮を任されることが多い｡
まあ､場数を踏んでいればの話だが｡
「力なく兄さんって呼ばれた時の心臓の不整脈」
「うわぁ…カイリ嬢､大丈夫か？」
「…」
「うーん駄目ですね！」
ぐったりと体重を預けているカイリ｡
隠れた右手はノヴァの服を掴んで離さなかった｡
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明太子なげっと - あぁ…良いところ？で終わっている…！！ゆっくりでよきなので更新お願いします！待ってます！！ (4月16日 22時) (
レス) @page48 id: 9b9289fd09 (このIDを非表示/違反報告)
東の番長第2号(プロフ) - コメントありがとうございます！リアルが忙しく思うように更新が出来ていませんが､お待ちしていただければ幸いです！ (2022年12月25日 7時) (レス) id: 4d2a866f52 (このIDを非表示/違反報告)
古着 - はぁ…()最高！！更新応援してる！ (2022年12月25日 1時) (レス) @page34 id: 9df188f843 (このIDを非表示/違反報告)
おおお - 面白かったです！更新ゆっくりたのしみにしています！ (2021年12月29日 23時) (レス) id: 957fa2aa3d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：東の番長第2号 | 作成日時：2021年3月4日 21時
