閑話 ページ18
「やあ､モナルク」
「クライス､どうしたこっちに帰ってきて」
執務室で書類整理をしていると､珍しく硝煙の匂いを纏った夫が帰ってきた｡
外では無慈悲の最高司令官として恐れられているが､身内からすれば子供が可愛い親馬鹿である｡
「カイリが城に仕えたって聞いてね､順調そうかい？」
「順調も何も､あの狐小僧が直属部下にしたし､あのクソガキ共が扱いに困ってる時点で愉悦もんだわ」
「やめてあげなさい」
ﾊｯﾊｰ↑と笑ってやれば全く…と呆れられる｡
いやだってあんなヤンチャで礼儀のなってないクソガキ共が困ってる様思い浮かべたら飯がうめぇんだわ｡
同期とパイセンに見られたら怒られそうだな…
「そういえば､そっちはどうだ？」
「此方も順調だよ､あと数日あれば制圧できる」
「流石､無慈悲の最高司令官」
「止めてくれ､そんな柄じゃない」
それは知ってる｡
どっちかって言うと園芸とかだもんな｡
最初は虫も殺せない優男だと思ってたわ｡
「最近じゃ､観光客もいる事だしね｡慎重にならなければ沽券に関わる」
「まあ､軍事国家で好き勝手しようって奴の方が少ないだろうし､そこまで心配する必要は無いんじゃないか？」
「いや､何でも芸術品がいっとう好きらしくてね｡暴走しそうで怖いんだよ」
…なるほどな｡
「俗に言う自称芸術家か､厄介な事だ」
「そこに加わるは同担拒否過激派」
「うっわ」
「そうなるでしょ？僕もそうなった」
遠い目をするクライス｡
私もそうなるわ｡
「ま､そっちは任せておけば大丈夫だろう｡腕だけは良いからな､ガバガバだが」
「一言多いぞぅ」
「事実だ事実｡この前も城下町の飲食店から苦情入ってたからな」
「ゾムくんかぁ…」
上は30､下は25前後｡
チグハグで凸凹な組織だが､腕は立つ｡
私らは､高みの見物といこうかね｡
「ノヴァとカイリが休暇を取れたら連絡してくれ｡久々に皆で食事をしよう」
「カイリは自炊がかなり上手くなったぞ｡この前食ったけど普通に美味い」
「あれ､ノヴァは？」
「The･漢の料理､しかし美味い」
「楽しみだなー」
そんな我が夫はお菓子作りが得意である｡
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明太子なげっと - あぁ…良いところ？で終わっている…！！ゆっくりでよきなので更新お願いします！待ってます！！ (4月16日 22時) (
レス) @page48 id: 9b9289fd09 (このIDを非表示/違反報告)
東の番長第2号(プロフ) - コメントありがとうございます！リアルが忙しく思うように更新が出来ていませんが､お待ちしていただければ幸いです！ (2022年12月25日 7時) (レス) id: 4d2a866f52 (このIDを非表示/違反報告)
古着 - はぁ…()最高！！更新応援してる！ (2022年12月25日 1時) (レス) @page34 id: 9df188f843 (このIDを非表示/違反報告)
おおお - 面白かったです！更新ゆっくりたのしみにしています！ (2021年12月29日 23時) (レス) id: 957fa2aa3d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：東の番長第2号 | 作成日時：2021年3月4日 21時
