【イナGO】stay foolish 3

再会 ページ30

ついに明日は聖堂山中とのホーリーロード決勝戦が行われる



次の日に試合を控えていても、もちろんファイアトルネードの練習はするわけで、今日も部活後に練習していた




休憩をしている時に、京介の携帯が鳴り、どうやら優一さんのことらしく｢病院に行ってくる｣と言った。





続いて天馬も行くと言い出し、その日はまだ夕方で暗くなっていなかったため、私だけそこで解散することにした





久しぶりに今日は早く帰れるなと考えていると、いつかに借りた図書館の本をまだ返していないことに気づいた




今日はまだ時間があるし、忙しくないうちに返しておこうと図書館に向かう
















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図書館で本を返し、帰ろうと出口に向かうと前にいた人が持っていた本の中からしおりが落ちた



『あの、すいません。これ落ちましたよ』



｢あぁ、ありがとう。｣




声がした方を見るために顔を上にあげると見たことある人だった



『あれ、この前の…』



｢今日は僕が助けられたね。立華Aさん。｣




それを聞いて思い出す。いつか本を借りに行った時に、色々あって助けられ、その上いつの間にか名前まで知っていた、中性的不思議ちゃんガール(？)だと。



『その節はどうも、あのずっと聞きたかったんですけど、なんで私の名前…』


｢まあ、そのことも含めて少し話でもしようか｣



謎の中性的不思議ちゃんガール(？)に連れられ、図書館の前にある小さな公園のベンチに座る





｢まず、僕の名前は黒裂真命。中学2年生だよ。｣



『黒裂先輩、あの、この前は本当にありがとうございました』



｢その事なら気にしないでいいさ。息抜きで図書館に来たおかげで立華さんに会えたしね｣

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