３８羽 ページ40
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キレイに返されたそのボールの軌道を目で追いながら日向、影山、Aはあっけらかんとしている。
勿論強豪白鳥沢中出身のAは数多くの選手を見たわけであり他県の選手も見てきたため、一番上手いと言うわけではないが、それでもここまで綺麗なものは滅多にいないだろう。
レシーブをした人物を見る。小柄で髪の毛が一部色が違うところが特徴的だ。Aはそんな彼にどことなく見覚えがあった。
「俺より小さい！？」
「なッ！？あぁ！？テメェ今なんつったコラァ！！」
「ご、ごめんなさっ……あの、身長何cmですか？」
ムキになった男に怯えながらも日向は聞いた。よっぽど知りたいらしい。
男は胸を張って、自分を親指で指しながら堂々と答える。
「159だ！」
それを聞いた日向は男にたいして高校で初めて人を見下ろしたとういうような趣旨の事を言っている。初対面なのになんとも失礼なヤツだな、なんてAが呆れていると「おぉ、ノヤっさん！」と入り口から声がした。
見るとそこには田中、澤村、菅原の姿が。レシーブをした男が「おぉ、龍！」と笑顔を向ける。お互いにあだ名で呼び合っているところを見るに仲がいいらしい。
田中だけでなく澤村や菅原も「西谷！」と男を呼び、「チワース！」と陽気に返す。レシーブのうまさといい、バレー部だろうか。
「そう言えば初めてだったな。2年の西谷だ。」
「チワース！」
「どうもです。」
澤村が男を紹介した。西谷……やはりAにはどうも聞き覚えがあった。
「って、おぉ、女子！？しかも美人！」
「(わぁ、田中さんとおんなじ反応……。バレー、レシーブ、西谷……。)」
ピリッ、と頭に電撃が走った。思い出したのだ、西谷に感じた既視感の正体を。
女子マネージャーの存在に目を輝かせていた西谷だったが、彼も彼でAのことをよく見て何かに気づいたようだった。そしてじわじわと目を見開きながら問いかける。
「あれ……お前もしかして、Aか？」
「……もしかしてあの西谷さん？」
「おぉ、そうだ！まさかお前が烏野に居るなんてなー！何でだ？！」
「色々ありまして……。」
「ちょっと待て！」
親しげに話す2人に、田中が待ったをいれる。田中だけじゃない、その場にいた者皆が困惑していた。
話によると中学時代の練習試合で西谷のレシーブにAが惚れ込み、話しかけたのだという。それから仲良くなったが、西谷が高校に入ってからは疎遠になっていたらしい。
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刹那(プロフ) - 疑問なのですが５羽の端麗ナ容姿は誤字では無いですか？ (2020年5月15日 15時) (
レス) id: 9ed63526ef (このIDを非表示/違反報告)
赤兎リエ輔(プロフ) - 由華理さん» 本当ですか！ありがとうございます！！ご期待に添えられるように頑張ります！ あっ、ほんとですね…(゜Д゜) み、見なかったことに((( すみません！今から直したら全話直さないといけないので、目をつぶってください…！ (2016年9月30日 19時) (レス) id: 9a5c590feb (このIDを非表示/違反報告)
由華理 - 質問なのですが、１７羽が二つあるのはなぜてすか？ (2016年9月29日 21時) (レス) id: 06d67bc150 (このIDを非表示/違反報告)
由華理 - いつも作品見ています！これからも更新頑張ってください！ (2016年9月29日 21時) (レス) id: 06d67bc150 (このIDを非表示/違反報告)
赤兎リエ輔(プロフ) - 七瀬 蒼さん» ご指摘ありがとうございます！直してきます:(゜ω゜): 面白いですか！？よかったです･･･！応援ありがとうございます！ご期待に沿えるよう頑張ります！ (元 花宮幸ヤです！) (2016年8月13日 15時) (レス) id: 9a5c590feb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤兎リエ輔 x他2人 | 作者ホームページ：http://nekomoti
作成日時：2015年5月9日 16時
