１羽 ページ2
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「ここが……烏野。」
春の暖かい風に頬を撫でられながら、その高校を見上げたのは真っ黒な制服に白い髪が目立つ少女。ポツリと小さく呟いた言葉は人々の生み出す騒音に消えた。
部活勧誘の声が多く聞こえる中を、「バレー部……。」と何度も呟きながら辺りをキョロキョロと見渡して歩く。しかし多くいる部活勧誘者の中からバレー部を見つけるのはかなりしんどいものがあったようで、数分歩いてみたがバレー部は見つからなかった。
「(体育館行ったほうが早いのかな……。)」
そう考えた少女はくるりと進行方向を変え、体育館へと足を運んだ。
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体育館への道のりを歩いている最中、白髪の少女の後ろからドタドタと騒がしい足音が近づいてきた。それに気づきつつもまさか自分には話しかけてこまいと、特に気にもとめていなかったが、その足音は徐々に近づいてくる。
「なぁ！」
仕舞いには足音を鳴らしていた人物は少女の横で止まって、更には話しかけた。少し驚いて少女がそちらへ顔を向けると、オレンジ色の髪をした小さな少年がたっている。身長もだが、体格的にも小柄だ。でも足などにはしっかり筋肉がついているところを見ると運動部員だろうか。
少女の整った顔立ちを見てか、少年は耳まで顔を真っ赤にして言葉にできない声をあげる。確かに少女の顔は整ってはいるが、かなり過剰反応から随分と女慣れしていないことが容易に推測できた。
元気に話しかけてきた少年が押し黙ってしまったため、少女はきょとんとして首をかしげる。そんな少女の様子を見て、少年はあわてて話を戻した。
「あっ、き、君もバレー部？！マネージャー！？」
「うん、一応そのつもりかな。」
あまり表情を崩さずに言うと、少年は分かりやすいほどに顔を明るくした。
「そうなのか！俺、日向翔陽、よろしく！お前は？お前は何て言うの？」
「日向ね、よろしく。私は白石……白石A。よろしく。」
少女こと、Aは微笑むように少しだけ口角を上げた。その笑顔を見てまた日向が肩を跳ねさせて顔を真っ赤にしたことは言うまでも無い。
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刹那(プロフ) - 疑問なのですが５羽の端麗ナ容姿は誤字では無いですか？ (2020年5月15日 15時) (
レス) id: 9ed63526ef (このIDを非表示/違反報告)
赤兎リエ輔(プロフ) - 由華理さん» 本当ですか！ありがとうございます！！ご期待に添えられるように頑張ります！ あっ、ほんとですね…(゜Д゜) み、見なかったことに((( すみません！今から直したら全話直さないといけないので、目をつぶってください…！ (2016年9月30日 19時) (レス) id: 9a5c590feb (このIDを非表示/違反報告)
由華理 - 質問なのですが、１７羽が二つあるのはなぜてすか？ (2016年9月29日 21時) (レス) id: 06d67bc150 (このIDを非表示/違反報告)
由華理 - いつも作品見ています！これからも更新頑張ってください！ (2016年9月29日 21時) (レス) id: 06d67bc150 (このIDを非表示/違反報告)
赤兎リエ輔(プロフ) - 七瀬 蒼さん» ご指摘ありがとうございます！直してきます:(゜ω゜): 面白いですか！？よかったです･･･！応援ありがとうございます！ご期待に沿えるよう頑張ります！ (元 花宮幸ヤです！) (2016年8月13日 15時) (レス) id: 9a5c590feb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤兎リエ輔 x他2人 | 作者ホームページ：http://nekomoti
作成日時：2015年5月9日 16時
