Rock Tonight S3 (ページ26)

今日:6 hit、昨日:3 hit、合計:80,944 hit

葛藤ページ26

.

.

さっきまで、遠いと思ってた距離が今はZERO

放さなきゃいけないのにキスが気持ち

良すぎて放せずにいる俺

なんなら、勝手に動き出そうとする両手を

制御するのも至難の業だ

寝室整えてあったよな...

なんて邪な考えも浮かばなくもない

だって男の子だもの...たははは

なんて内心をひた隠し愛しい愛しいAを

抱きしめキスを繰り返してしまう

あ、あの翔？

ん？

ご飯の用意をしなきゃ...

んーもうちょいこのまま

あ、いやでも...

離れようとするからまた抱きしめて今度は深い

キスをする

馴れてない感じがまた俺を煽るんだ

優しくしたいのに
ようやく手にいれたのに
それなのに、早く俺のものにしたいと
暴走しそうな俺

めちゃくちゃ余裕ないな俺...
こんな内心知られたらきっと呆れてしまうんだろうな

胸をどんどんと叩くから見ると

顔を赤らめて目は潤んで唇はテレテレと光って
る

も、ほんとに、無理...

ん？何が無理

ね？オムライス食べよ？お腹空いたでしょ？

んー今はオムライスよりAの方がいいな

もー!オムライス食べないならもう私帰るよ？

あわわ、待って!
ごめん、食べたい！食べるオムライス!

じゃあ、放して？

んー...じゃあ一緒にキッチン行こう

えー動きにくい...

買い物袋を持って、Aの手を引いて

キッチンに連れてきて後ろから腰を抱きしめる

ちょっと翔？ほんとにケガしちゃうよ？
あっちで出来るまで待ってて？
言うこと聞かないと翔のオムライス作んないよ？

怒ってる風も可愛いA
ヤバイまたムラムラムクムクと色んな欲望が
わき出てきそうだ
残念だけど手を放さないと自制が効かなくなりそうだ

こんなにトロトロに甘い時間を過ごす事なんて
今まであったかな...

.

湯気がモクモク立つ
オムライスにミニサラダとスープ
あの店の様な仕上がりだ

お店の味とは違うけど、格別な味がする

幸せだぜ...おれ

幸せは長く続かない...

じゃあ、そろそろ帰るねって席を立つ

Aは俺じゃない男の家に帰る現実←言い方

次はいつ会える？次はいつ来てくれんの？

なんて台詞を吐きそうになる

これから、毎回帰す時こんな気持ちになるのか

恋は切ない...

Aももっと俺との時間を惜しんでくれても

いいのに...なんて女々しいな