グレイ・フルバスターの姉は出航直後のエースと会いました (ページ40)

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37話ページ40

サッチを抜いた隊長達はこの船長室に集まっていた

マルコ「お前らを呼んだのは他でもねェ、サッチの悪魔の実についてだよい」

ハルタ「本当に.....あの話が実現するなら.........」

マルコ「あぁ、とても大変な事になる」

A「阻止をすれば、戦争は起らない」

ラクヨウ「阻止するってどうやって」

A「とりあえず隊長達は全員起きてて、あと医務室も空けといて」

イゾウ「医務室？」

医務室と言う言葉に訝しげに聞いてくるイゾウ

A「下手したら死人が出る」

「「「「！！」」」」

A「とりあえず今日の夜、いつもより警戒をして。でもサッチにバレちゃ行けない」

フォッサ「なんでだ？サッチは知ってるはず」

マルコ「はぁ、サッチの事だい。忘れてんだろい」

A「そう、だから気をつけて。もちろんマーシャル・D・ティーチにも」

ナミュール「この後は酒を飲まないようにしよう」

ブレンハイム「今日の所は解散しよう、集まってると怪しまれる」

みんなで顔を見合わせ

コクッ

A「決戦は夜。それで運命が決まる、気を抜かないで！」

「「「おう！！」」」

そこで隊長会議は終わり解散

あ！言い忘れてたけど今の私は零番隊隊長だから

誰もいない私だけの隊

説明は後で

もうすぐ夜

～やがて寝静まった頃～

A「あれ？サッチどこ行くの？」

サッチ「ん、ちょっとティーチとな」

サッチがどっか行こうとしてたから聞いてみれば

ドンピシャ

ティーチって時点でダメだ

A「そう、気をつけてね(ティーチに)」

サッチ「おう」

コツコツコツ

サッチは船内へ消えていった

それを確認し寝てるフリをしてる隊長達を見て

A「行ってくる」

口パクで伝えサッチのあとを追った

～in食堂～

中に二つの気配

食堂には入らずドアに聞き耳を立てる

サッチ「お？ティー＿＿じゃねぇ＿＿＿＿」

ティーチ「ぜハハハハ＿＿＿＿＿＿？」

チッ、なかなか聞こえない

『くれないか？』

いま、それだけは聞こえた

そろそろだ

一つの気配が何かを振りかざした感じに動いた

ティーチだ

バンッ！！

分かった瞬間にドアを雑に開けサッチの元へ走る

刺されそうになったサッチの前に出てナイフを受ける

サッチ「A！！？」

ティーチ「チッ、邪魔が入ったか.......まぁいい、目的の物は手に入れた」

サッチの方へ倒れ込み首だけ後ろに向けるとティーチのその手にはヤミヤミの実.....

あぁ、そんな簡単に運命は変えらんないのか