姫と呼ばれた乙女（？）な彼とふとイケメン系な少女【Q.K】

編集長の目撃~後日談~ ページ5

川上とAちゃんの食事会？の詳細が聞きたい俺はうずうずしながら、今日もオフィスで仕事。何故かあの日以来2人とも示し合わせたように来ない

「なんでぇ？」

俺の呟きが耳に入ったのかふくらさんがこちらを見る

「いやぁ、仕事じゃなくて川上とAちゃんの食事会の詳細を･･･」

途中、ふくらさんに呆れ顔で溜息を付かれる

「ふくらさん酷くねぇ!?そんな顔してるけど、ふくらさんだって気になるでしょう?!」

「･･･確かに気になるか気にならないかで言われたら気になるけど、「気になってるじゃん!!」
伊沢程じゃないから」

すまし顔からあれ？って表情のふくらさん

「そもそも昨日だっけ？Aちゃん来てたよ？その時聞かなかったの？」

「そうですよ。いや流石にいくら俺でも女の子にそんなこと聞けなねぇから！」

「え、嘘ー？ “絶対”伊沢なら聞くと思ったんだけど？」

「いやいや、いくら俺でもねぇ女の子に「本当は？(笑)」
･･･聞きました。」

やっぱり顔のふくらさん。悪いかよ!!俺はそうしてでも2人のこと聞きたいんだよ!

「で、Aちゃんはなんて？」

「『ご飯美味しかったですよ？』って、俺はそこが聞きたいんじゃねぇよ!!1番はそこじゃねぇから!!」

「ははは。Aちゃんらしい」

「内容聞こうとしても用事があるからってすぐ帰っちゃったし」

「あぁ、伊沢お得意の長期戦が出来なかったわけね」

「お疲れ様です」

聞き慣れた玄関を開ける音に、待ちわびた話の該当者がようやく訪れた

「よぉ、川上」

俺を見た瞬間嫌そうな顔をして

「川上それは酷い!!」

「それは伊沢さんが･･「ところでAちゃんとの食事会はどうだった？」
そういうところです」

「まぁまぁ、川上。俺も一応気になるし伊沢執拗いから、ね？」

ふくらさんの言葉に諦めの表情を見せやっと話始め
る

「･･･ﾊｧ、お2人が気になる内容なんかないですよ？Aと一緒に前、僕が見つけた落ち着いた雰囲気のあるお店でご飯食べただけですよ？」

「･･･会計は、まさか!?「僕です、と言いたいですが悲しいことに割り勘です。まぁ端数分払えただけ良しです」
だよなー」

「帰りは？」

「あぁ、帰りは駅が一緒だったので改札までは一緒「は？Aちゃん1人で夜道歩かせたのか!?」

「俺も家まで送るって言いましたけど、聞き入れてもらえなくて逆に送られそうになりました。ので妥協点として、何かあったら俺に電話することで話はまとまりました」

なんかAちゃんらしいと思いふくらさんと顔を見合わせた。でもほんとに少しだけ川上は嬉しそうな顔をしていた

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