泉姉妹は双子 【文スト】

１８話 ページ21

貴方side

『あの……お姉様…私、』

如何したら良いんだろう。

ポートマフィアに戻らなきゃいけないけど、お姉様と居たい。

「判ってる。」

『え……？』

_______何が？と、聞こうとしたらお姉様は

「私は、Aと居たい。寳、探偵社に来て」

『……！！うん。』





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探偵社に行き、入ると

「遅いぞ！小僧、こむす_____小娘が二人！？」

眼鏡をしている人が云った。

「違う。双子の妹のA。」

お姉様が教えた。

「真逆と思うが、ポートマフィアか？」

『_______ッ』

矢張り、私が此処に居たらと思い、お姉様の袖をギュッとする。

すると、何処からか着物を着た男性が来た。

「社長！」

社長と、云われた人は着物を着ている人だった。

「社長。Aを探偵社に置いてください。お願いします」

と、お姉様は云う。

「僕からも、お願いします」

「敦…」

如何しよう。

そんな事を思っていたら社長が、

「小娘は如何したいんだ。」

急に聞かれた。お姉様の前に出てそして、私が答えたのは

『私は...此処に居たいです。

ポートマフィアが何を云ってるんだと、思ってるかも知れない。それでも私はここに居たいです。
私は...人を殺したら想像以上に、苦しむ事になった。若し此処に来て、人を殺そうとしている人に出会ったら私は只、こうとしか云えない。

　如何してかは判りません。でも、絶対にしないでください。若しやったら、貴方が想像しているよりもずっと、貴方自身が苦しむ事になるからって伝えたい。』

「A...」

お姉様が私の名前を云った。でも、私は云う。

『何度願ったか判らない。時間を巻き戻せたらと。』

まだ罪を犯す前の子供の記憶が、たまらなく愛おしい。あの頃に戻ってもう一度やり直したい。

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