泉姉妹は双子 【文スト】

１５話 ページ18

貴方side

走って走り続け、疲れた私は息を切らして歩いた私は

歩いて逃げようと思ったが

『...！？』

数米(メートル)前に全身黒ずくめの姿をした見覚えの有る人。

あの姿は芥川。

私は気付かれないように隠れようとしたけど

｢...おい｣

逃げようとする考えは思い浮かんだが、それは無理だと察し、隠れるのを辞めた。

無言だったがその無言を切ったのは芥川

｢貴様。帰りが遅いと思えば...｣

私は黙っとく

｢何をしていた｣

『......お姉様に』

｢鏡花が如何した｣

｢逢った...｣

本当の事を云ってしまった。

｢なっ...

真逆と思うがA...貴様、光でも見たか？｣

『......！！』

私は驚いたが、首を横に振る。

｢そうか...なら帰るぞ。｣

嫌だと思っても今、この人には逆らえない。芥川が歩き出して私も歩こうとしたら

＿＿prrrr

私のじゃない、芥川の携帯の着信音が鳴った。芥川は電話に出た。

私は思いついた。

電話をしている隙に逃げようと云う考え

駄目元でもやってみようと。

私はそっと後ろに下がって気づかれないように、後ろ向きで歩き少し離れた処で振り返って私は走った。

ーーーー

｢おいA｣

電話が終わった後、Aが居ない事に気づいた。

｢なっ...

チッ逃げられたか。｣

そして僕はAの後を追った。

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