【軍パロ】魅入られた瞳は2【d!】 (ページ25)

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また次回ページ25

｢きっと彼のカリスマ性にかの王フィリップ=グラネスを彷彿とさせたのでしょうね。それからはホマレさんが今いるこの国の状況まで回復、発展させました｣
｢はえ…｣

わかりやすい講義から知ることが出来た歴史。国の成り立ちとしてはまだ浅いものの、前身から考えると相当な歴史だ。
そして、グルッペンがかなり凄い人だということもわかった。国のトップに立つ男だ。それは当たり前なのだろう。

｢さて、今日はここまでにしましょう。何かわからないことがあれば、聞きに来てください｣

そこまで言うと、ちらりと時計を見やる。

｢それで、ですね。もし、迷惑でなければ、一緒に食堂まで行きませんか？｣

少し目を泳がせながら、先程までの饒舌さはどこへ消えたのか、しどろもどろになりなが尋ねてくる。

｢むしろ、いいんですか…？｣

教えて貰って彼の時間を奪ってしまったのに、そこまでしてもらっていいのだろうか。
すると彼はにこりと微笑み｢いいんです。私がそうしたいと思ったのですから｣と答えてくれる。
その思いを素直に受け取り、一緒に食堂へ向かった。