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俺のヒーロー ページ7

タイムリープした瞬間、それは喧嘩賭博の真っ最中で、俺は瞬殺されてしまった。
目が覚めると、負けたためヤキを入れられる。

忘れてた。俺はこいつらの奴 隷なんだ。
知らない奴と喧嘩させられて、負ければヤキを入れられて。

だから逃げた。仲間も彼女も姉ちゃんも捨てて・・・。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

また目を覚まし、佐野か稀咲のことについて聞いたらバットでボコボコにされた。名前出しただけでボコるとか、正直メチャクチャ怖かった。

俺はまた諦めて逃げようとしてしまった

それでも諦めなかったのは、橘が―――ヒナがいたからだ。

アイツは、死んじゃ駄目だ。
だから約束した。俺もヒナのことを守るって。

ヒナと別れ、帰路につく。

?「武道?」

誰かに名前を呼ばれた?誰だ、と思いながら振り返ると、

11年ぶりの姉ちゃんだった。目が眩むような感覚がした。

貴「アンタ、どうした?その怪我・・・。」
「これは、ちょっと喧嘩で・・・、」
貴「・・・武道、」

―――アンタ、不良辞めな

このやり取りは前の人生でもしたことがある。
あの日も姉ちゃんは他にも何か言いかけていたが、俺はそれを遮った。

姉ちゃんが好きだった

不良をやってる姉ちゃんは誰よりもキラキラ輝いてて、

俺のヒーローだった

それなのに、「不良を辞めろ」と言われ、お前には不良やる力量はないと言われた気分で、

〈姉ちゃんには関係ない!!〉

と、姉ちゃんを拒んだ。
それから、俺はみっともない意地を張って、姉ちゃんと頑なに関わらないようにして、中学卒業と同時に姉ちゃんたちの前から姿を消した。

あの日、姉ちゃんはなんて言おうとしたんだろう・・・。

ゴクリと唾を飲み込む。

貴「私、やだよ。武道まで失うのは・・・。」

姉ちゃんは泣いていた。

貴「母さんと約束したんだよ、「最高の姉貴になる」って・・・。
それは武道がいてくれるからこそなんだよ。それなのに、私の知らない間に逝かれたら・・・
私はどうすればいいの?手の届かないところに行かれたら守ってやれないよ・・・。
一人にしないでよっ・・・!」

姉ちゃんが泣くのを見るのは初めてだった。

あの日も、姉ちゃんは本当の気持ちを言おうとしてくれたんだろうな。それなのに、俺はそれを拒んだ。一人にさせて、姉ちゃんの心を殺させた。

姉ちゃんに抱きつく。

「姉ちゃん・・・ごめん・・・!」

泣き止んだのは、姉ちゃんの目が真っ赤になった頃だった。

蘇る不良魂→←何が何だかわからない



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シオン(プロフ) - 12年後もタカちゃん辛いよ〜〜 (2022年8月1日 19時) (レス) @page50 id: 1c08a873e8 (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - いヤァ〜夢主止めろ〜真一郎も早く目覚めて!!! (2022年7月31日 21時) (レス) @page45 id: 1c08a873e8 (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - 作者さん» トラがついてるので、もうトラちゃん呼びになってます。 (2022年7月30日 17時) (レス) id: 1c08a873e8 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - シオンさんって一虎くんのことをトラちゃんって呼んでるんですね。可愛いです。いつもコメントありがとうございます。元気百倍アンパンマンですよ〜〜。 (2022年7月30日 16時) (レス) @page35 id: db786199f7 (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - あの場面〜〜場地さんのあの台詞…トラちゃんの事を教える場面…今日の東リベ絶対泣く (2022年7月30日 16時) (レス) @page35 id: 1c08a873e8 (このIDを非表示/違反報告)

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作成日時:2022年7月21日 14時

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