マイキー ページ7
エマは万次郎に気づくと、私に駆け寄り抱きついてきた。
天使か！！いや天使だったわ。誰か写メ撮ってくれ。
万「今日から俺、「マイキー」になる。」
エ「・・・は？」
「それって昨日言ってた・・・。」
万「兄貴の俺がマイキーだったら・・・一緒だから変じゃねぇだろ？
これからはずっとマイキーだ・・・エマ。」
「・・・ﾌｯ。」
ずっと弟属性のガキかと思ってたけど・・・
ちゃんと兄ちゃんやってんじゃん。万次郎。
エマの頭を撫でながら私も声をかける。
「私は血も繋がっちゃいねぇけどよ・・・血なんて関係なくお前はもう私の妹だ。お前は独りじゃねぇぞ、エマ。」
エマの目に溜まる涙を親指の腹で拭う。
そして、初めて晴れ晴れとしたような笑顔を見せてくれた。携帯構えなかった私を褒めて。
エ「マイキーは女心がわかってないなぁ。名前なんて気にしてないし！京ネェが褒めてくれた名前だし！」
「あらやだ、この子可愛いこと言ってくれるじゃん。付き合お。」
万「お前なんかに俺の妹はやらねぇよ。エマも、兄妹なんだから俺に惚れんなよ。」
エ「バーカ。マイキーはウチのタイプじゃありませーん。京ネェはウチじゃなくて、優しくて頼りになる男と付き合いなよ。」
「おませさん♡万次郎は振られたな、ドンマイ。」
万「は？喧嘩売ってんの？」
「うるせぇわ。なんなら一発ここでヤルか？」
万「上等だわ。」
万次郎との取っ組み合いに何故かエマも参加して、私たちはその後こっ酷くジジイに叱られた。私は悪くねぇ。
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作者 - コメントありがとうございます。更新、頑張ります。 (2022年7月20日 0時) (
レス) @page44 id: db786199f7 (このIDを非表示/違反報告)
この作品にハマったものですＺＥ☆ - マジで！マジで！マジ(( 面白かったです！更新待ってまーす♡ (2022年7月19日 17時) (レス) @page43 id: 2d1d3bdc6c (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2022年7月13日 20時
