ネタ詰め。

【KMT】黄泉に差し込む光は。 ページ19

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　あの隊士の呼吸には気をつけろ。

　アイツは確かに実力はあるが、呼吸の巻き添えをくらって死んじまった奴らが何人もいる。

　なんで処分されていないのかって？
　死んでった隊士達の鎹鴉が口を揃えてこういうのさ。



“アイツは確かに忠告した。

聞かなかったのは死んでった隊士。”



　＿＿ってな。まぁ、俺もアイツの忠告通りにして生きてるから、言う通りにしなかった奴らが悪いとは思ってはいる。
　だがなぁ、それで一緒に頸を刎ねちゃいましたっていう言い訳にはならねぇんだよ。

　だから御館様はこうしたのさ。



“これから先、誰とも合同任務につかず、どれ程強力な鬼に出会っても、

柱を呼んでその場を離れるか、朝日が昇るまで耐えること。”



　言い方はもっと優しかったが、大体はこんな感じだ。

　孤独な隊士だよ。アイツは。
　我流の呼吸を編み出す、すんげぇ奴なのに。

　【死の呼吸】なんて呼吸(もの)を作り出さなけりゃ、少しはマシだったんじゃねぇの？

　もう一つ呼吸を使えるが、鬼の頸を刎ねる型は作っていねぇそうで、実質使えるのは死の呼吸の一つだけだそうだ。

　対十二鬼月の上弦の鬼の型だそうで、そこらの鬼に手こずることはあるめぇが、独りってぇのは死ぬよりも辛いもんだろうよ。

　そこに、人間として俺達と同じ物を食べて息してるのに、ひとりなんだからよ。

　お、鬼が出たみてぇだ。
　俺はもう行くぜ。お前も、早死すんなよ。


　突然アイツのことを聞いてきた時は驚いたがァ、同じ鬼殺隊士同士仲良くしようや。

　任務が無いんなら鬼に食い殺されねぇ内に藤の家にでも行くん＿＿＿＿＿ザシュッ!!



「………無駄な…時間を過ごして………しまった……」



　片方の男は、六つ目の鬼となり。
　もう片方の男は、物言わぬ屍となり。




　孤独な隊士に忍び寄る影は、
　まだ誰も、知らない。





「あの呼吸は……あっては…ならない……」








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【死の呼吸】という作者オリジナルの呼吸が出ました。

前から気になっていた鬼滅の刃に手を出しちゃいました。人間らしさが描写されていて、子供向けにしていいのかと読んでいて思ってしまいました。
作者も子供なのですが、そこは無視してください。


死の呼吸ともう一つの呼吸は鬼にとっても人間にとっても天敵。
次のページにでも詳細を載せましょうか。





一文字に二文字分取られてやりづらいですよ全くもう。


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