___糠に釘 ページ17
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わたしが深澤くんのこと絶対好きになるなんてどこにも保証はないのに、どうして目黒くんは言い切ったんだろう。
ていうかタイプじゃねーーーーしっ。
今日も雑用みたいな仕事をせっせとこなす。
目「ふっかさんの好み分かった？」
目黒くんが作業している手を止めてじっと覗き込んでくる。
そんな1日2日で何とかなる話じゃないし、好みなんて知る気さらさら無い。
『無理だよ、絶対振り向いてくれるはずないし何より深澤くんに申し訳ない』
ちょっと大きめの声が出てしまい、近くで作業していた深澤くんがこちらに来た。
深「呼んだ？」
『呼んでない。深めのお皿が欲しいなって言ってた』
空耳でもこんな風に聞こえるわけないけど、今は言い訳を沢山つけて気を逸らすしかない。
深「深めのお皿？何に使うの？」
『あーえーーーっと……パスタ？」
深「いいねぇ〜 料理はお皿の盛り付けも大切ってテレビで言ってた」
『全然料理しないからさ〜！お、お惣菜とかも？買ったまま温めて食べるし…』
苦しい苦しい苦しい！！
言わなくていいことベラベラ喋ってて恥晒しになってる！！！
深「へー、料理苦手？」
『苦手！』
深「そっか！(笑)似てんなぁ、尋ね人と」
そう言って自分の席に戻ると、神妙な面持ちで仕事を進めた。
尋ね人って探してるあの女性？
目「いい感じ。ふっかさんと俺が探してる人も料理めっちゃ苦手だった」
『苦手な人なんてこの世に沢山いると思うんだけど…』
目「あとは、ちょっと不器用な感じ出してみて」
『話聞いてる？』
さっきからずっと阿部くんがチラチラ見てくる。
うるさくて邪魔なんだろうな〜…と思いながら目黒くんと話していると、舘様が「出来た？」と聞いてきた。
一応わたしのノルマは終わっていたのでその旨を伝えると、早いな、とちょっとだけ笑った。
口を動かしながら手を止めないで作業するの、意外と得意だったりする。
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ふ - 待ってました♪これからも、他にないStoryと展開を楽しみにしてます!! (2020年10月1日 15時) (
レス) id: 3ae47a3069 (このIDを非表示/違反報告)
菫(プロフ) - 新作楽しみにしていました！前作と繋がっていたりと前作ロスになっていた私には嬉しい作品です(笑)すぐにお気に入り追加、高評価しちゃいました…！みつまめ様の作品がまた読めて幸せです…！ (2020年10月1日 0時) (レス) id: 11d68bb805 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みつまめ | 作成日時：2020年9月29日 16時
