___後悔先に立たず ページ11
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また金曜日がやってきた。
金曜日の夜はみんなで集まって飲むのが習慣になった。せま〜い一室でどんちゃん騒ぎ。
使う部屋はローテーションで、今日の犠牲部屋はしょっぴー。
仕事の愚痴が大半。盛り上がってくれば下ネタ。
渡「まぁ滝沢くんからある程度話は聞いてたけど、ここまでキツいとは思わなかった」
『聞いてたって何を？』
渡「このワケアリしか雇わない変な会社のこと！」
チェイサーであろう水のジョッキをちまちま飲むしょっぴー。
岩「俺ら、滝沢くんに言われてここ入ったの」
そりゃ初耳だ。てか滝沢くんってタキツバの滝沢くんだよね？
『タッキーのこと？』
阿「そ！タッキー…(笑)俺らはそんな風に呼べないよね」
『ふーん』
正直ふーんしか出てこなかった。
ジャニーズ事務所で、タッキーがどんなポジションなのかとかよく知らないし。仕事斡旋するくらいだから、偉い人なんだろうけど。
あとで調べよっと。
目「働くってマジしんどいね」
顔色ひとつ変えずに飲んでる目黒くん。
そういやいつもお酒の席でもクール…相変わらずだ。
深「マジなめてた〜疲れるしその割には金少ないし。ファンの子達ってすごいよな、こうやって汗水垂らして働いて、稼いだお金を惜しみなく俺らに使ってくれてたわけだから。尊敬するわ」
深澤くんの言う通りである。
アイドルが生活出来ているのは紛れもなくファンのおかげ。本人の努力もあるだろうけどね、世の中金だからさ結局。
その恩恵が無くなった今、深澤くん達はますますそういう存在に感謝しているんだろうな。
支えてくれる誰かがいなくなるって、悲しいことだからね。
宮「Aちゃんも前は別のところで働いてたんでしょ？」
『うん、結構大手だった〜〜。わたしが引き起こした不祥事が原因で辞める羽目になったんだよね。自業自得ってやつ』
宮「あらら…迷惑かけちゃったんだね」
迷惑、
その2文字が胸に突き刺さってズキズキと傷んだ。
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気がつけば余裕で日付は越えていた。
眠気覚ましにベランダに出ると、同じタイミングで深澤くんも出てきた。
『ねえ深澤くん、どうしてジャニーズ辞めたの？』
ものすごーく遠くを見つめる深澤くんはどこか寂しそう。その先で明るく光っている東京タワーが余計にエモみを醸し出している。
深「ある意味俺のせいだよ。引き金引いちゃったぁ」
そこからぽつりぽつり、と話し始めた。
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ふ - 待ってました♪これからも、他にないStoryと展開を楽しみにしてます!! (2020年10月1日 15時) (
レス) id: 3ae47a3069 (このIDを非表示/違反報告)
菫(プロフ) - 新作楽しみにしていました！前作と繋がっていたりと前作ロスになっていた私には嬉しい作品です(笑)すぐにお気に入り追加、高評価しちゃいました…！みつまめ様の作品がまた読めて幸せです…！ (2020年10月1日 0時) (レス) id: 11d68bb805 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みつまめ | 作成日時：2020年9月29日 16時
