わたしはテレビを見ない。 (ページ6)

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○ . 一緒に帰るとバレるからページ6

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ちょうど一連のやり取りが終わったあと、
他のメンバー達がわらわらと店から出てきた。

向「ちょ！！めめきゅん何してんねん！
姫の肩に手ェ置いて！！！」

慌てふためくこーじ。

目「あ、なんかちょうどよかったし借りてた」
深「それが目黒のやり方かぁ～！！！」
向「人のネタパクったらあかんよふっかさん」
深「お前に言われたくねえよ！笑」

蓮が肩から手をはずしたと同時に、
カバンに何かが入る感覚がした。

目「801 一緒に帰るとバレるから」

ギリギリ聞き取れるくらいの声で言う蓮。

鍵だなこれ。

801が蓮の部屋ってことね。

ぼーっとしてるとタクシーが１台。
ドアが開くとふっかがわたしを押して
無理やり乗せた。

『痛いわ！』
深「ごめんごめんｗｗこういうとこ見られたくないからさ！また飲もうね！」
佐「姫、気を付けて帰ってね！」
『誰も相乗りしないの？』
渡「じゃあ俺……」
岩「やめとけ(笑)」
渡「眠いし……」
阿「しょーたくん、俺らは一緒に帰っちゃダメよ～」
宮「ではごきげんよう、姫」
向「ほんま気をつけてな！姫！ってか姫呼びで
ええん？」
『アハハ、もういいよそれで(笑)』

なんとなく相乗りって言ってみたけど
誰も来なくてよかった。

蓮はみんなより一歩後ろに下がって
じっとわたしのこと見てる。なに。やめてよ。

ドアが閉まると、運転手にスマホの画面を見せて
『この近くまでお願いします』と伝えた。

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深「あー、帰っちゃったね」
岩「いつ何があるか分かんねえからこういうことすんのはこれっきりだぞ、ふっか」
深「ごめんごめん！！でも楽しかったよね！」
渡「眠いし肌ガサガサ……」
宮「ほらしょーた帰るぞ」
阿「しょーたは今日王国に帰るの？」
渡「涼太ぁ泊めて…俺ん家ここからだと遠い」
目「俺酔い覚ましするんで先帰ってて下さい」
佐「あーーーー！もしかして姫と合流？？？」
目「違いますよ(笑)」
岩「目立つからあんまウロウロすんなよ」
目「大丈夫っす」