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失声症の妹 ページ8

与「ほォら愛夏、次はアンタの番だよ」

ナ「とびっきり可愛くて似合うのを探しますの!」

鏡「任せて」


グイグイと熱いオーラを感じ若干焦る

まぁ、そんな事を気にする訳もなく私は着せ替え人形にされた



ナ「次は此方の青のドレスを着て下さいまし!」

鏡「髪飾りはこれがいいと思う」

与「じゃあ編もうかねぇ」


されるがままにされ抵抗すらも許されない



貴〈あ、あのそろそろいいですか?〉


と聞くと


与「まだ決まってないじゃないか。愛夏はなにか気に入ったのがあったかい?」


そう聞かれ何着目に着せられたか覚えてはいないが淡い黄色のドレスを指さした


鏡「あれがいいの?」


ナ「確かにすごく似合ってましたわ!」


与「もう一度着せてみるか」




と言われ着せられる



与「よく似合ってるねェ!どうだい乱歩さん!」



乱「ん〜、まぁいいんじゃない!」


と言われありがとうございますと返す



他の人たちも大体は決まっているようで私の周りに集まってきた



貴〈じゃあこれで決まりでいいですか?〉



ナ「勿論ですわ!ご自分が気に入られたのですもの!あ、でも髪飾りはどうしましょうか」







そう言われ一瞬だけ昔兄様に貰った向日葵の髪飾りを思い出した




すると、私の心を読んだかのように乱歩さんが口を出した







乱「愛夏、向日葵の髪飾り…あっただろう?」


ビクッと身体が揺れる





敦「向日葵の髪飾り…ですか?」

鏡「前に仕事した時着けてた気がする」




ヤバい向日葵の髪飾りってだけでまだピンとはきてないようだけど物を見てしまったら分かっちゃう


そう思いチラッと兄様を見るとバッチリ目が合った





本気で、拙い





与「あぁ、そう言えばあったねェ。このドレスにも合いそうだし…谷崎、棚から出してくれるかい?」



待って、と言おうと思っても声は出ないしもう遅かった


その髪飾りは無くさないよう与謝野女医に貰った箱の中に仕舞っておいたのだ





谷「コレですかね?」


箱から髪飾りが取り出され綺麗な黄色が見える





そして、今まで黙っていた兄様が口を開いた









太「それって…──」

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ユリア(プロフ) - 新しい作品ですか〜私は中也推しなので、中也落ちの作品だと嬉しいですね!いずれにせよどんな感じになるのか楽しみです。応援してます(^▽^)/ (2023年1月27日 0時) (レス) id: 4dc59746f6 (このIDを非表示/違反報告)
星桜(プロフ) - ユリアさん» ありがとうございます!しばらく書いていないですが文ストも4期始まったのでまた書こうか考え中です笑 (2023年1月26日 17時) (レス) id: 97b6583699 (このIDを非表示/違反報告)
ユリア(プロフ) - 素敵な作品をありがとうございました!私は兄弟がいないので、こういう兄弟の絆みたいなものいいなーと思います。これからも頑張ってください!! (2023年1月15日 21時) (レス) @page21 id: 4dc59746f6 (このIDを非表示/違反報告)
星桜(プロフ) - 銀桜さん» ご愛読ありがとうございました!次回作も検討していますのでお楽しみに(´ω`)ノシ (2019年6月30日 12時) (レス) id: 1dea27dd79 (このIDを非表示/違反報告)
銀桜(プロフ) - 完結おめでとうございます。凄い読んでて面白かったです。次回作、応援してます! (2019年6月30日 8時) (レス) id: 1194b2a018 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:星桜 | 作成日時:2019年6月8日 21時

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