失声症の妹 ページ18
太宰 side
振り上げられたナイフを咄嗟に避けると間にヴィヨンが入る
ヴ｢御守りします｣
そう言うとヴィヨンは懐から拳銃を出し撃つ
貴〈ヴィヨン、援護射撃お願いできる？〉
ヴ｢かしこまりました｣
スっと後に下がると今度は愛夏がいるので男の前に出た
三｢君が殺 すの？できる？僕は何時でも君を殺 れるよ｣
そうだ。彼と愛夏じゃ部が悪すぎる
太｢愛夏、ダメだ！ヴィヨンに殺 らせるんだ！｣
声は、
届かなかった。
愛夏は戦闘態勢に入り三島に向かって蹴りを一発
負けじと三島もナイフを振りかざす
ピッとナイフで頬が切れ少し顔を歪めた
こういう時に痛い程思う。
もし、私が戦闘系の異能だったらと。私はここで見ているだけしかできない
妹に守ってもらうなんて
ヴ｢兄失格。だなんて思ってませんよね？｣
太｢えっ｣
ヴ｢愛夏様の事は昔も今も治様が大切に守ってきたじゃありませんか。確かにあの時すれ違いがあったかも知れません。それでも、血の繋がった家族だと言うことは変わりませんよ｣
あぁ、そうか。
そこで気付かされた。
太｢ありがとう。全て終わったら謝るよ｣
ヴ｢ふふっ。そうしてくださいな。それと、愛夏様の声を取り戻せるのは貴方しかいませんよ｣
すると私達の方に三島が飛んできた
ドゴォン
三｢ぐっ、ゲホッ｣
出てきたのは
国｢おい太宰！！逃げたフリして待っていろとはどういう事だ！！これでは、また書類仕事が！！｣
貴〈？！〉
国木田くん達。本当は出てなどいなかった。私の立案した簡単な作戦は私が三島と会話をし向かってきた所を国木田くんにひょいとやってもらおうかと思っていたのだが
貴〈ら、乱歩さん何故？〉
彼女が戻ってきてしまったので作戦が白紙になった
乱｢んー？作戦では太宰が彼と話してその隙に国木田が抑える予定だったんだけど……愛夏が戻って言っちゃったから台無しだよ〜！｣
乱歩さんがそう説明するとあたふたしてこちらに来た
貴〈あ、あの、何も知らずにすみません！〉
バッと頭を下げた彼女に少し慌てた
太｢大丈夫だからっ！そんな泣きそうな顔しないで？！｣
昔の事を思い出し瞳に涙を溜めている愛夏に優しく声をかけた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 973人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ユリア(プロフ) - 新しい作品ですか〜私は中也推しなので、中也落ちの作品だと嬉しいですね！いずれにせよどんな感じになるのか楽しみです。応援してます(^▽^)/ (2023年1月27日 0時) (
レス) id: 4dc59746f6 (このIDを非表示/違反報告)
星桜(プロフ) - ユリアさん» ありがとうございます！しばらく書いていないですが文ストも4期始まったのでまた書こうか考え中です笑 (2023年1月26日 17時) (レス) id: 97b6583699 (このIDを非表示/違反報告)
ユリア(プロフ) - 素敵な作品をありがとうございました！私は兄弟がいないので、こういう兄弟の絆みたいなものいいなーと思います。これからも頑張ってください!! (2023年1月15日 21時) (レス) @page21 id: 4dc59746f6 (このIDを非表示/違反報告)
星桜(プロフ) - 銀桜さん» ご愛読ありがとうございました！次回作も検討していますのでお楽しみに(´ω｀)ﾉｼ (2019年6月30日 12時) (レス) id: 1dea27dd79 (このIDを非表示/違反報告)
銀桜(プロフ) - 完結おめでとうございます。凄い読んでて面白かったです。次回作、応援してます！ (2019年6月30日 8時) (レス) id: 1194b2a018 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：星桜 | 作成日時：2019年6月8日 21時
