失声症の妹 ページ11
太宰 side
なかなか認めない彼女に最終手段をとった
机に置かれた髪飾りを手に取りひっくり返すと私の名前が彫られてる
今まで気づいていなかったのだろう驚いた様な顔をした後、無言が続く
太｢認めたって事かな？｣
そう聞けば彼女は諦めたかのようにため息を吐き
貴〈ヴィヨンの妻〉
口パクで唱えた。すると異能力特有の光に包まれ女給の格好をした女性が現れた
ヴ｢お久しぶりです。治様｣
太｢あぁ、久しぶり。元気そうだね｣
懐かしむように笑えばヴィヨンも微笑んだ
ヴィヨンは愛夏の異能力生命体が人間になったもの。まぁ、簡単に言うと森さんの所のエリス嬢と同じだ
そんな会話に他の皆は
国｢な、な！本当に兄妹だったのか？！あぁりえん！太宰に妹だなんてっ｣
と国木田君は一人焦っているし
与｢何だィ？兄妹だったのかい。まぁそう言われれば髪の毛とか似てるねェ｣
乱｢僕は最初から分かってたけどね！！｣
谷｢太宰さんに妹がいたんですね｣
敦｢愛夏さんが、太宰さんの妹…。なら、苗字は何で違うんです？｣
皆が色々言っている中で敦くんが疑問をあげた
それについてヴィヨンが答えた
ヴ｢津島とは愛夏様がマフィア時代に仕事で使っていた苗字でございます｣
鏡｢…聞いた事ある。津島という情報収集に長けている人物が居たと。愛夏さんはその人と言うこと？｣
そう聞かれ愛夏はコクリと頷いた
太｢さて、認めた所で聞きたいことが山ほどあるのだけど…とりあえず如何して声が出なくなったんだい？｣
ずっと気になっていた。
誘拐され自力で帰ってきたあの日。怪我なんて無かったのに、声だけを失って帰ってきた。
直ぐに聞けばよかったのに無駄なプライドと少ししたら戻るだろうという謎の自信。それが私を支配した。
だから聞きたい。
その気持ちを込めて彼女に聞いた。だけど返ってきた言葉は
ヴ｢それだけは教えられません。と仰っています｣
ヴィヨンは愛夏の心を読み取りそう告げた
でも、直ぐに知ることになった。あのパーティで愛夏が何故、声を失ったのかを──
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ユリア(プロフ) - 新しい作品ですか〜私は中也推しなので、中也落ちの作品だと嬉しいですね！いずれにせよどんな感じになるのか楽しみです。応援してます(^▽^)/ (2023年1月27日 0時) (
レス) id: 4dc59746f6 (このIDを非表示/違反報告)
星桜(プロフ) - ユリアさん» ありがとうございます！しばらく書いていないですが文ストも4期始まったのでまた書こうか考え中です笑 (2023年1月26日 17時) (レス) id: 97b6583699 (このIDを非表示/違反報告)
ユリア(プロフ) - 素敵な作品をありがとうございました！私は兄弟がいないので、こういう兄弟の絆みたいなものいいなーと思います。これからも頑張ってください!! (2023年1月15日 21時) (レス) @page21 id: 4dc59746f6 (このIDを非表示/違反報告)
星桜(プロフ) - 銀桜さん» ご愛読ありがとうございました！次回作も検討していますのでお楽しみに(´ω｀)ﾉｼ (2019年6月30日 12時) (レス) id: 1dea27dd79 (このIDを非表示/違反報告)
銀桜(プロフ) - 完結おめでとうございます。凄い読んでて面白かったです。次回作、応援してます！ (2019年6月30日 8時) (レス) id: 1194b2a018 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：星桜 | 作成日時：2019年6月8日 21時
