48話《Truth and wishes》 ページ48
＿No side＿
直人「……つまり、哀代Aは武道くんと会ったその日の夜に、何者かに攫われ、洗脳された可能性がある……ということですね？」
武道「嗚呼、A君が居なくなったあとのマイキーくんは、凄く悲しそうな顔をしてた。」
武道「俺、A君に会う！」
直人「……はい？」
武道の無謀すぎる判断に、直人は思わず本音を零す。
武道「じゃなきゃ、結局良い未来にはならねぇ！」
直人の説得をガン無視し、武道はそう言い放つ。直人は溜息をついたが、ゆっくり笑って
直人「分かりました。それが姉さんを救うことに繋がるなら、」
直人は結局折れて、武道に協力した。Aが何処にいるのか、何処によく来るのか、そんな事を調べているうちに、外は明るくなっていた。
武道は日付の変わった空を見て、Aに会う、と決めたのだった。
＿＿
武道はAのよく現れる場所を探していた。見つからず見つからず、とうとう空が赤くなってきた頃、武道はとある路地裏に背中を付けていた。すると＿＿
？「久し振りだね、武道」
後ろから声がした。武道は振り返ると、そこには、
目が紫に、髪が白くなっているAが無表情で立っていた。
武道「…A…君！」
A「…ずっと、探してたの？」
武道「は、はい！」
A「…何の為に？万次郎のこと？」
Aは相変わらず無表情だった。武道はここに来た経緯を大体話し、それを聞いてAは少し表情が曇った気がした。
武道「教えてくれませんか？誰に攫われて、なんで逃げなかったのかを… 」
Aはひとつ溜息をつき、「いいよ」と言った。
A「…俺は、万次郎を堕とす原因になると、ずっとそう考えてたんだ。だから…彼奴の前から消える事が、俺にも、彼奴にも幸せなんだと。…そう、……錯覚してたのかな。
あの日、君と会った日。君は万次郎を救ってくれると思えた。そして、また考えが過った。そして……その日の夜、彼に会ったんだ。
俺は彼に攫われそうになった。俺はその日持っていた考えをどうしても忘れられず、君がいるからと任せて、彼の方に行った。」
武道「彼って…？」
A「名前は伏せる」
Aは少しだけ微笑んで
A「淡い期待は持つものじゃないな。今更君にこんなことを言ったって、どうにもならないのに。
頼みがあるんだ、
過去に戻り、万次郎を救ってくれ。武道」
49話《To help》→←47話《Happy with each other》
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シガラキ(プロフ) - ひー(比古)さん» 反応が嬉しすぎます！ありがとうございます！リクエストあればまたお願いします！ (2021年10月29日 7時) (
レス) id: d2d08f032a (このIDを非表示/違反報告)
ひー(比古)(プロフ) - リクエスト応えて頂きありがとうございます🥺❤️めっちゃ嬉しいです！ニヤニヤしながら読みました！イザナにプレゼント🎁買っていたけど何買ったのかな😊 (2021年10月29日 6時) (レス) @page22 id: f1c378431b (このIDを非表示/違反報告)
シガラキ(プロフ) - ひー(比古)さん» 了解致しました！リクエスト本当にありがとうございます！必ずそうさせて頂きますので、少々お待ちください。 (2021年10月27日 7時) (レス) id: d2d08f032a (このIDを非表示/違反報告)
ひー(比古)(プロフ) - えっ！！ほんとですか？？いいんですか？？🤤リクエストはバジさんとか春千夜とか灰谷兄弟とかもし絡みがあったらみたいなぁーって思ってます！ (2021年10月27日 1時) (レス) id: f1c378431b (このIDを非表示/違反報告)
シガラキ(プロフ) - ひー(比古)さん» 返信遅くなってしまい申し訳ありません。ありがとうございます、そのように言って頂けると本当に嬉しい限りです。何か話のリクエストございましたらお願い致します。必ずお受け致します。 (2021年10月25日 21時) (レス) id: d2d08f032a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：匿名F | 作成日時：2021年10月17日 10時
