3話《Obedience》 ページ3
_No side_
マイキー「そいや、なんでここにいんの?そろそろ俺と寝る気になった?」ニヤニヤ
ニヤニヤ顔でそういうマイキーにひとつ溜息をつく。
マイキーは何年も前…真一郎に連れられてここにAが来た頃からずっと『一緒に寝よ』と言ってくるのだ。
その度断っていたが、偶にAの部屋に勝手に来ることがあった。
A「血の繋がってないお前と寝るつもりは無い」
そう冷たく言い放つと、マイキーは黙ってAを見つめる。
マイキー「血の繋がりなんて関係ないじゃん、にぃはにぃでしょ?」
真顔で言うマイキーの瞳に揺るぎはなく、本心をぶつけているのだと思う。
A「心配しなくてもすぐ出てくから気にすんな」
そう言ってマイキーの部屋を後にしようとした時、思い切り腕を掴まれた。それも、結構な力で。
マイキー「は?何言ってんの?」
ガチトーンでAを見るマイキーに対し、その視線を避けるべく顔を逸らすA。
A「出てくんだよ、いてもいなくても変わんねえし、真一郎にはとっくに許可貰ってるし」
マイキー「…俺とエマのことは考えてくんねぇのかよ」
少し悲しそうな目でそう言うマイキーに、Aはビクついた。
A「…」
「A!服従とかはしなくていいけどよ、万次郎達のことは考えてやれよ!」ニコッ
彼の言った言葉が、Aの中で響く。
A「…考えてやれ…か。」
マイキー「?にぃ?」
A「なんでもねぇ、飯できてるから早く来いよ」
Aはマイキーの腕を勢いよくはらい、リビングへ戻って行った。
_マイキー side_
俺を起こしに来てくれたにぃは部屋から出て行った。
へぇ…、にぃ、
でもまぁ、シンイチローに感謝しねぇとな。
シンイチローがにぃを連れてきてなかったら…って考えると最悪だ。それに……
シンイチローがにぃを作ってくれたから今にぃを引き留められた。いや、引き留めてはねぇな。
シンイチローの教育のお陰で
マイキー「ま、それがなくても
俺はにぃを逃がさねぇけどな♡」
__
一方_、同時刻。
A「ゾワッ。なんか悪寒が…」
エマ「何言ってるの?お兄ちゃん!できたから食べてみて!」
エマが用意してくれた朝食は、結構な量だった(Aから見て)
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シガラキ(プロフ) - ひー(比古)さん» 反応が嬉しすぎます!ありがとうございます!リクエストあればまたお願いします! (2021年10月29日 7時) (レス) id: d2d08f032a (このIDを非表示/違反報告)
ひー(比古)(プロフ) - リクエスト応えて頂きありがとうございます🥺❤️めっちゃ嬉しいです!ニヤニヤしながら読みました!イザナにプレゼント🎁買っていたけど何買ったのかな😊 (2021年10月29日 6時) (レス) @page22 id: f1c378431b (このIDを非表示/違反報告)
シガラキ(プロフ) - ひー(比古)さん» 了解致しました!リクエスト本当にありがとうございます!必ずそうさせて頂きますので、少々お待ちください。 (2021年10月27日 7時) (レス) id: d2d08f032a (このIDを非表示/違反報告)
ひー(比古)(プロフ) - えっ!!ほんとですか??いいんですか??🤤リクエストはバジさんとか春千夜とか灰谷兄弟とかもし絡みがあったらみたいなぁーって思ってます! (2021年10月27日 1時) (レス) id: f1c378431b (このIDを非表示/違反報告)
シガラキ(プロフ) - ひー(比古)さん» 返信遅くなってしまい申し訳ありません。ありがとうございます、そのように言って頂けると本当に嬉しい限りです。何か話のリクエストございましたらお願い致します。必ずお受け致します。 (2021年10月25日 21時) (レス) id: d2d08f032a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:匿名F | 作成日時:2021年10月17日 10時