【銀魂】吉原から出た遊女は距離感がわからない〜弐〜

89 粋なことをサラッとできるのって物凄くかっこいい ページ47

高杉side


神威のヤローと出掛けて帰って来た時にちょうどAが見えたもんで脅かしついでに壁ドンとやらをしてみた


因みに神威は日本の甘味を食うだなんだと言って甘味屋にいる


俺と銀時がつけた後は綺麗に隠されていた



世の中便利なもんがあるんだなァ


「本当にびっくりしたよ汗」


なんて俺と壁の間で言うA


危機感が無さすぎるし距離感もわかってねェ


こんな事されたら普通の女は少しぐらい意識すんじゃねェのか？？




分かんねェ


「晋助なんか、あったの？」


高「くくく、危機感のねェ奴だなと思ってな」




「げっ…それ本当に色んな人に言われるんだよね…どうしたらいいんだろ…」



高「俺が叩き込んでやろうか。危機感がつくように」



「た、叩き込むって…叩かれるの？それは怖いな…」



なんて言って怯えた顔するA





こいつ、マジか…




高「まぁ、いい。それよりコイツ、やるよ」




「ん？わっ！！可愛い〜簪だ！」



それを言ってるお前が可愛い…なんてなァ



高「男から女に簪をあげる意味ってしってるかァ？」



「え！意味があるの！？しらなかった！知りたい！！」



………やっぱり知らなかったか…




高「くくく…自分で調べるんだな」


じゃあまた後でな…なんて言ってAとわかれる









男から女に簪をあげる意味



それは求婚を意味する



まぁ、今は指輪なんてものをあげるらしいが昔は皆プロポーズする時には櫛や簪を送ったそうだ



『苦労も幸せも共に過ごし、死ぬまで添い遂げよう』



という意味がある。




アイツはそれを知らねェで受け取ったんだろうな




A









俺はそういう意味でAに簪をあげたんだぜ？

90 祝90！！【普通に本編です】→←88 眠れなかった

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す