西條高人の妹は探偵社員であるアイドルグループの護衛をするようです (ページ6)

今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:16,552 hit

story4 ページ6

太「大方施設の人は虎の正体を知っていたが君には教えなかったのだろう｡君だけが解っていなかったのだよ｡君も『異能の者』だ現身に飢獣を降ろす月下の能力者─」

マジかよ…敦が虎…しかも太宰さんの方じゃなくてこっちに向かってきてる?!

『わァァァァァァ!!』

ちょちょちょ一発でコンテナ粉砕されてる！

太「こりゃ凄い力だ｡人の首くらい簡単に圧し折れる」

私じゃどうにもできないから太宰さんの方に誘導してから能力発動すればいいか。

『よっ……とじゃあ太宰さんあとは宜しく御願いしまーす』

太「了解………おっと」

おー流石虎脚力も凄い。

太「獣に喰い殺される最期というのも中々悪くはないが｡君では私を殺せない｡私の能力は─あらゆる他の能力を触れただけで無効化する」

敦が太宰さんの方に倒れる…。

太「…………男と抱き合う趣味はない」

は？！

『おっと……太宰さんサイテーですね』

私が受け止めたから地面にぶつかることはなかったけど

国「おい太宰！」

太「ああ遅かったね虎は捕まえたよ」

国「！その小僧……じゃあそいつが」

太「うん虎の能力者だ｡変身してる間の記憶がなかったんだね」

国「全く─次から事前に説明しろ肝が冷えたぞ」

[十五番街の西倉庫に虎が出る逃げられぬよう周囲を固めろ]

うん簡潔すぎだね。

国「おかげで非番の奴らまで駆り出す始末だ｡皆に酒でも奢れ」

おー潤以外の人が来た感じだよねこれ。