パフューム __ 夏の甘い誘惑 (ページ15)

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# 夏の始まりページ15

夏休みに入った

わたしと侑李は大きな荷物をもち
車に乗り込んだ。

これから、一ヶ月過ごす家へ行く道は
すごく自然豊かで
いい夏を過ごせそうな予感がした。

侑李「楽しみだね」

『まぁ、不安が多いけど
侑李がいるなら安心かな』

なんていうと
さらにニコニコと微笑む侑李。

侑李「でも下宿人3人組ってとこだけ緊張するな」

『いい人だといいね』

侑李「人見知り発揮しちゃうかも」

『侑李の人見知りは大変だから、はやく仲良くなってね(笑)』

車で走ること1時間。

やっと見えてきたのは
自然が周りに溢れている
素敵なバルコニー付きの2階建ての家。

『わっ、すてき…！！！！』

侑李「空気がいいね」

父「よし、じゃあ入るぞ」

お父さんにつづいて
わたしたちは中へと入った。

目の前には
開放的なリビングが広がっていた。

階段を登ると
右側に部屋が2つ
左側に部屋が2つ

『…ん？部屋4つ？』

父「みたいだな」

侑李「あれ、でも下宿人って3人組じゃ…」

父「…って話ではきいてたけど」

『これ、ひとつ部屋足りなくない？』

父「…あとで電話で確認してみる」

まさかの展開

『も、もしかしたら下宿人って2人組の間違いなんでしょ！』

侑李「かもね」

そう、信じたいです

侑李「ちなみにその下宿人っていつくるんですか？」

父「ああ、夕方にくるみたいだよ」

今の時間帯は
お昼の２時。

夕方になるのを
そわそわしながら

わたしたちはその時を待った。

_____下宿人が誰とは予想もせず

まさか、

まさかね、