これからの未来２ ページ38
一歩一歩ゆっくり、でも確実に歩いていた
光｢どうして｣
ミ｢もう歩けなくなるかもしれないって言うのは？｣
ヒ｢実はお兄ちゃん昨日お医者さんに聞いてたんです。今の状態でどれくらい歩けるようになるか｣
たった5m、されど5m
長いようで短い距離
皆、太一が歩き終わるのを待っていた
太一の顔は少し険しくなっていたが
着実に前に進んでいた
そして
ヤ｢ゴールだ、太一｣
ヤマトのところまで辿り着き、方を借りて立つ
太｢な？言っただろ。みんなが元気になるって｣
少し疲れた顔をしながらいう太一は清々しいほどに笑っていた。その顔を見ていたヤマトも､､､
ヤ｢ほんと、すげーよお前は。今も昔も｣((微笑
笑っていた。
タ｢ほんと、無茶しますね。これどーぞ｣
タケルは太一に近づくと松葉杖を渡した
太｢さんきゅ、でもみんなを驚かせるにはこんくらいしないとな！｣((ﾆｼｼ
子供のように笑う太一の笑顔はまるで､､､
笑うことを覚えたばかりの子供のように無邪気な顔
だった。
空｢それにしても、すごいわね｣
太一が歩いている姿を見て、そう思った空
しかし、そう思っているのは空だけではない
光｢そうですよ！もうそんなに足が動くようになったんですね！｣
ミ｢ほんとにおまじないみたいですね！｣
丈｢でも、急にやらないでくれ､､､心臓悪い｣
ヒ｢確かに､､､この前から練習しててみんなに見せたかったんですよ、きっと｣
皆が太一を心配している
それが再確認出来た
空｢そういえば、太一｣
太｢ん？｣
タケルから松葉杖を受け取った太一は中庭にあったベンチに腰掛け、持ってきたお茶を飲んでいた
久々に歩いて疲れたのだろう
空｢太一はどれくらい歩けるようになるの？それに、歩けるようになってもサッカーは､､､｣
みんなの顔から笑顔が消えるそんな話の内容だ
太｢､､､｣
ミ｢ぁ〜それって今じゃなくてもいいんじゃないですか？ほら、太一さんも疲れてるわけだし！｣
ヤバイと思ったミミはすかさずフォローに入った
光｢､､､｣
ヒ｢､､､｣
だが、みんな黙ったままだ
太一は､､､先生にも言ったあのことを､､､
太｢なぁ、俺さ｣
__先｢お前､､､足､､､どうなるんだ？｣
先生の言葉が頭に浮かぶ
それでも続ける太一
俺は､､､
太｢俺さ､プロになる！だから､みんな見ててくれよ｣
__先｢待ってるぜ八神お前が『プロに』なるのを。｣
太一はこの日1番の笑顔を見せた
この顔を見せたかったよ、君たちに
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 12人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ナイト(プロフ) - 過去4位ありがとうございます！ (2019年4月12日 12時) (
レス) id: ee916c42ae (このIDを非表示/違反報告)
ナイト(プロフ) - まゆゆみさん» まゆゆみさん！ありがとうございます！ (2017年11月12日 20時) (レス) id: ee916c42ae (このIDを非表示/違反報告)
まゆゆみ(プロフ) - ナイトくんこんばんは。お話拝見しました！とても読みやすくて面白い！！これからも更新頑張って下さい！ (2017年11月12日 18時) (レス) id: a59bbc50eb (このIDを非表示/違反報告)
ナイト(プロフ) - 来夢さんありがとうございます！！ (2017年11月3日 16時) (レス) id: d6ad5a9936 (このIDを非表示/違反報告)
来夢 - 面白いっすね！！頑張ってください！！ (2017年11月2日 23時) (レス) id: d6ad5a9936 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ナイト | 作成日時：2016年11月11日 17時
