雛鳥の旅立ち-HSside- ページ8
WN「いいのか?Aと同じバン乗らなくて」
Aのデビューステージが無事に終わり、バンに乗り込もうとした時ウォヌが俺に声をかけた
こいつは…
気づいてほしいことも、
時には気づいてほしくないことも見透かしてくる
俺はデビューを終えて、
疲労は見えるもののどこか清々しい顔をしたヒョン達に囲まれて笑うAを遠巻きに見る。
「おう。今はいいんだ。」
何だか可愛がって育ててきた、雛が巣立っていくような…
嬉しくも寂しい気持ちなのだ。
ステージでAがcaratに愛してますと自分の言葉で伝えたあの瞬間。
可愛いマンネが、同じ舞台に立つ頼もしい家族に本当になったのだ。
一瞬涙が出そうだったんだ。
WN「お前、隠れて泣くなよ。…大丈夫!Aには絶対お前がずっと必要だから!」
バシッと強めに背中を叩かれる。
特に何にも説明してないのに、分かってしまうのがウォヌだった。
「何でそう思う?あいつもう、めちゃくちゃ立派なアイドルだった。それに俺より顔面偏差値高いし、可愛いし、全体的にレベルが高くないか?」
らしくない、マイナス思考に陥る
こうやってたまに、自己肯定感が急に低くなる時がある。
WN「どうした…笑」
「いや…ごめん。なんか久しぶりに追い抜かされそうなアイドル見た気がした。」
同じseventeenなのに、仲間なのに、家族なのに。
WN「…だとしても、お前のことが1番って言ってくれるcaratがいるし。あと多分…Aもなんだかんだお前が1番だよ絶対。」
確証を得ているような口ぶりで微笑みながらいうウォヌ。
何でそんなこと思うんだ。
うぅ…
情けない。
俺、ヒョンなのに。

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みーやん(プロフ) - 最高すぎます泣 (1月9日 1時) (レス) @page42 id: 787327a9f2 (このIDを非表示/違反報告)
noa(プロフ) - hanaaaaaaaaaaaaさん» 嬉しすぎます泣 少しでも癒しになれたら幸いです!!がんばります♪ (1月7日 2時) (レス) id: 5d007d36dd (このIDを非表示/違反報告)
hanaaaaaaaaaaaa(プロフ) - noa様の書く小説がドストライクすぎて全作品一気読みしました!素敵なお話をありがとうございます。次の展開がとても楽しみです! (1月6日 22時) (レス) id: 82de191ad0 (このIDを非表示/違反報告)
noa(プロフ) - SKYWaterさん» なっちゃってください♡ (9月5日 8時) (レス) id: b778b4ab4b (このIDを非表示/違反報告)
SKYWater(プロフ) - 私も新メンバーのファンになりそう (9月4日 3時) (レス) @page2 id: 2433f5040c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:noa | 作成日時:2024年9月4日 2時