ぽんこつアイドル通ります

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ni「Do you understand？分かりました？私たちアイドル」

二千華が警備員に人差し指を立てながら睨むように言う。

そこまで言わなくてもいいと思うけど…

「騒がせてすいません…二千華ももういいよ。」

今の二千華はぷんすかという効果音がピッタリだ。
団体さんからの目線が気になるのてこちらとしては早くこの場を去りたい。

？「Stellarさんですよね！握手会のレポ見ました！」

身長の大きな人が、目の前に来た。

「Stellarです。ありがとうございます。」

急に来たのでびっくりした。

？「えー！ミンギュ俺より先に行くとかないんだけど！」

？「ホシヒョンが言っててハマっちゃったんですもん」

団体さんから目の細い人が出てきて大きい人とわちゃわちゃしている。

早口過ぎて単語単語しかききとれない。

ni「A姉さんもう行きましょう。マネさんに怒られちゃいますよー」

二千華が横目でそれを見ながら私に言ってくる。

「うん。探しにこさせちゃってごめんね、行こうか」

日本語は相手にはわからないようで、急に目の細い人が

HS「10時10分ホシです！！」

と話しかけてきて頭の中でハテナがいっぱいだった。
10時10分？？え？？

HS「Stellarさんのファンです。曲すごいです。ダンスもすごいです」

日本語で喋りかけてくれたことに少し感動していたら、二千華が隣からつついてきて早くしろと伝えてきた。

「ありがとうございます。また機会がありましたら、お話しましょう。今日は失礼します」

そうすると大きい人が目をキラキラさせて

MG「キムミンギュです！ミンギュって呼んでください！！覚えてください！」

と喋りかけてくれた。

「はい。ミンギュさんですね。覚えましたよ」

と言うとなんだか彼からブンブン振られている尻尾が見えた気がした。犬系男子だ…

二千華が頬をふくらませながら

ni「姉さん！私を置いてかないで！もう行こう！」

と私を引っ張っ出歩き出したので団体さんからは抜け出した。

ni「なんか、A姉さんが取られたような気がして嫌だった！！！あんまり他の人にいい顔しないで！！」

うちの妹はツンデレで可愛いなぁとほくほくしていたら

ni「あんまり離れると小さいから見失います」

と可愛くない一言を言われた。

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