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02. ページ3

「おはよー。今日も相変わらずやね。」

扉を開けて入ってきたのは、医務室の管理者しんぺい神である。
扉が開けられた瞬間少しばかりビクッと肩を揺らし、しんぺい神の方を向く。

『お、おはよーございます…。』

比較的(比較できるほど多くの人と話したことはない)しんぺい神とは、話せる仲であるがここまで来るのに数年はかかった。

通常ならそれ以上掛かるのだが、医務室にこもることが多く、しんぺい神が話しかけ続けた結果が現在だ。

『あの、医療品等の確認終わりました。』
sn「いつもありがとうねぇ。お礼になんでもするけど?」
『い、いえ。仕事なので。』
sn「ちぇっ。」

Aはこれに触れてはいけないと思い、口を噤んだ。とは言っても大体が分かるのだが。

sn「はい、今日の朝食。」
『ありがとうございます。』
sn「しっかり食べてな。」

しんぺい神から朝食を受け取ると早速食べ始める。今日は、バターロールだった。
何故朝食をここで食べるかというと、食堂で食べるには少しハードルが高いのと、最初は朝食を抜くタイプだったので、それを見越したしんぺい神が毎朝持ってきてくれるようになった。

そのおかげでちゃんと食べることが多くなった。

『ごちそうさまでした。』

そう言って手を合わせる。そんなAを見て、微笑ましそうにしんぺい神は眺める。

これも医務室ではいつも通りの光景になっていた。

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(プロフ) - 文章力凄いですね!めっちゃ好きです!すごい気になったので一言言わせていただきます!名前の略し方おかしくないですか!?でもそこも好きです!!ビックリマーク乱用してすいませんでした!!!←← (2021年10月3日 17時) (レス) @page7 id: c56f0c8ee7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ丸源(プロフ) - コメント失礼します。最初にタイトルを見た時気になって読み始めてとても続きが気になっていたので復帰されて良かったです!これからも無理せずに頑張って下さい!! (2021年9月12日 0時) (レス) id: 02969da7ce (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒猫の深夜のお茶会 | 作成日時:2021年8月21日 22時

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