すきがとまらない【名前変換オリジナル】

初恋は実らない？ ページ5

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「やっほー。俺のことわかる？笑
今度小学生の時の友達と遊びにいくんだけどさ。覚えてる？あの俺と仲良かった、山田ってやつ。
でさ、もしAがよかったらなんだけど。
久しぶりに会わん？」




もう何年も、何年も前に、わたしの中で一番の存在だった彼から、あかさくんからのLINE。
小学生のときにわたしの初恋になったひと。
卒業と同時に、遠くに引っ越してしまって。


あれから少しは恋愛経験も積んで、忘れてたつもりだったけど。やっぱりだいすきだったんだなぁ。
LINEが来たとき、めちゃくちゃ嬉しかったもん。


初恋は実らない。
ほとんどの人がきっとそうなのだろうし、実際わたしもそうだった。
小学生だし付き合うとかはなかったけれど、好きで好きで、好きなまま、気づいたら自然と無くなっていた恋心。


もし、あれから先も学校が同じだったら？
ずっとあかさくんに恋をしていられたら？
何回か考えたこともあったけど、やっぱりいつのまにか消えてる。


そんな風に、思い出しては自然と忘れ、また思い出しては記憶から消えていたあかさくんに久しぶりに会えるかもしれない。


正直、迷う気持ちはなかった。




「あかさくんも山田くんも覚えてるよ笑
会おう！やったーめっちゃ久しぶりだね！」




声はどんな風になっているのだろう。顔はあのままなのかな。身長はどれくらい伸びたのかな。


何でだろう。ドキドキがとまらない。




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