無気力少女と未来の海賊王 (ページ7)

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六話ページ7

「なぁなぁAの夢ってなんだ？」

「いきなりだね…」

マキノさんの酒場で本を読んでいると思い出したとでも言うようにルフィが将来の夢を語ってきた。

「んー…考えたことない。平和に生きていけたらそれでいいかな」

「つまんねぇー…。俺はさ！何かスッゲーことしたいんだ！」

「何かって？」

「それはまだ決めてねぇー」

曖昧な答えのルフィにAは興味なさそうに聞く。
確か、ガープさんはルフィを海兵にしたがってた筈だ。
まぁ、本人はイヤだと否定し続けているけど…

「聞いてんのか！A！！」

「聞いてる聞いてる」

いつもの会話にいつもの態度
これが私とルフィの当たり前だ。

あまり流しすぎると後々面倒になるから
ちゃんと受け答えするかとAはルフィに向き直る

「つまりルフィは自由ですごいことしたいんだね」

「そうだ！ニシシ！」

「まぁ、確かにルフィらしいや。その夢叶うように応援してるよ」

馬鹿正直で真っ直ぐなルフィはきっとその夢を叶えるだろうとAは思った。何に対してもルフィの気持ちが揺らぐことは私の知る限りはない。だからこうして語っている夢に対しても変化はあれどその根本は揺るぎないものだろうから…

「そのためには！修行だ！A！森に集合な！」

「あっ！ちょっと！ルフィ！！」

人の意見も聞かずに走り去っていくルフィにAは呆れてしまう。誰も行くって言ってないのに勝手に行っちゃって………これで行かなかったら後味悪いじゃんか…

「ふふふ、Aちゃん。どうするの？ルフィ行っちゃったわよ？」

「……マキノさん……う、うぅ……………………行く」

読んでいた本を閉じてAはルフィを追いかけるために店を出た。マキノさんの出前行かないなんていえなかったけど、後味悪いのは嫌だから結局は行っただろう。

さて、ルフィは山のどこにいるのだろうか………

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過去の展開確認しつつどう合流させようかと
考えてます。そろそろ繋げていきたいと思ってます。