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『私の身長じゃあ、あんまり高くないけど…お兄ちゃんらしき人を見つけたら教えてね』
「………わかった…」
明らかに警戒されてはこちらもいい気分ではないので、“能力”を使うと…頭に三角形の耳が生えた
「おぉ！！ねこさんだ！！おねぇさん、ねこさんなんだね！」
『そうなのです、私は猫さんなのです……その猫さんににお兄ちゃんの特徴教えてくれる？』
「いいよ！お兄ちゃんは…私とおなじクロ色のかみで…目がとってもキレイなの！！」
『ふむ…黒髪に綺麗な目…ねぇ…他に手掛かりとかないかな…？』
「おサカナさんをかいに行くっていってたよ！」
私は今の場所から1番近い魚屋へ行き、店主に肩に乗ってる女の子のお兄さんのことを聞いた
「あ〜、確かワカメを買いに来たね…」
『は？魚屋で魚買わないとかお嬢ちゃんの兄貴人間じゃなi「ねこさんはだまってようか？」…ﾊｧｲ…』
その後、店主に「森の方に向かって歩いて行ったような…」と聞いたので、早速森へ向かって歩みを進めた…
森に足を踏み入れた時…少し空気が変わった、女の子はそれを感じ取ったのか
「ねぇ、ねこさんはしっぽ出せないの？」
『…え、耳飽きた？』
「うん！つまんなくなった！」
『素直でよろしい、いいでしょう…尻尾を出してあげます』
女の子を肩から下ろし、パーカーとズボンの間から左右に揺れ動く尻尾を出すと女の子は目を輝かせる
「ねこさんのしっぽ！！クネクネしてる！！かわいい！！」
『引っ張ったり強く握らないなら…触ってもいいよ』
「も…もふもふ…きもちいい…」
『…私の尻尾掴んでてもいいから、森の奥…行こうか…』
「うん…お兄ちゃん…だいじょうぶかな…」
『大丈夫…！お嬢ちゃんのお兄さんを必ず見つけてあげる』
絶対に見つけて上げねば…兄貴だけが信じれる家族…それを失う辛さは、死ぬほど辛い…私はよく知っている辛さだ、そんな辛さを彼女には与えてはならない……そんな使命感を強く感じた
『…お嬢ちゃんは…お兄さんの事好き？』
「うん！！せかいいちすき！！」
『…そう…私にも大好きな兄貴が居たんだけどね…私が5歳の頃に居なくなったんだ…今は…探してるの、兄貴の事を…』
「……ふーん…ねこさんのむかしはしらないけど…みつかるといいね！」
『……うん…お嬢ちゃん、ありがとうね…』
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ゆん - 好きです！！！！！続きが気になります！！！ (2020年10月22日 23時) (
レス) id: f802e76bce (このIDを非表示/違反報告)
ただのエースファン - よかったです!!続きが楽しみです!! (2020年4月28日 9時) (レス) id: b5fc57be2a (このIDを非表示/違反報告)
ネコノミクス(プロフ) - フレアさん» ふおお！！読んでくださってありがとうございます！！！更新頑張ります(´；ω；｀) (2018年8月15日 21時) (レス) id: 5e7f718615 (このIDを非表示/違反報告)
フレア - 凄く面白いです！続きが楽しみです！更新頑張ってください！ (2018年8月15日 10時) (レス) id: 02d52b4d87 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ネコノミクス x他1人 | 作成日時：2018年8月11日 15時
