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「お、手配書じゃねぇーか…」
『人の物を勝手に取るんじゃありません！！返しなさい！！』
「ん〜？返して欲しかったら、自分で取り返してみろ」
まるでイタズラっ子の様なニヤリとした表情を浮かべ私の頭上でヒラヒラと手配書を揺らす、私は精一杯背伸びをして腕を伸ばすが私の身長が低いせいなのかジャンプしても届かない…
『…なぁぁぁあ！届けぇぇぇ！！！』
「ふ〜ん、“
『読むな！見るな！音読するな！あとピースの件に関しては記者に騙されたから仕方ない！！』
船長室の椅子を使っても、高さは届くがエースが移動するので中々回収ができない…最終手段を使おうか考えたが
「この手配書貰ってもいい？」
『い・や・だ』
「まぁ、そんなカッカすんなよ…減るもんじゃねぇし」
そう言い！エースは手配書を自身のカバンに入れ部屋から出ていった…
私はもう、自分の手配書が無いか調べた後、もう1枚同じ手配書と兄貴の手配書を見つけたので素早くショルダーバッグに入れて、船長室を後にした
そして、先程自分が乗ってきた船からこちらの大きな船に荷物を全部移した後、隅々まで船を綺麗に掃除した…途中エースは飽きたのか、カモメと遊び出したりしたが夜になる前…夕方には始める前とは比べ物にはならないくらい綺麗になった
「『や…やっと…終わった…』」
「腹減った…」
『お疲れ船長…ご褒美に沢山ご飯を作ってあげよう…』
「まじで！？本当に！？沢山作ってくれるのか！？」
拾われた子犬のように目をキラキラさせて私の肩を強く掴みグラグラ揺らす、
そんな犬に『食堂で待ってて』と待てを指示して、私は食料庫を漁り…痛みかけてるもの、少し色が悪い物を中心に手に取り、なるべく思いつく限りだけ作っていく…
『……流石に…作り過ぎたか…？』
自分でも驚く程に大量に作ってしまい、全部食堂に運ぶのがとても大変だった…
「おおぉお！？これ全部お前が作ったのか！？」
『うん…流石に作りすぎたかな…？』
「いや、全部食える！」
彼はそう言って食材に感謝の気持ちを込めた後、食べ始めた…彼の食べるスピードはとても早く、リスみたいに口が膨らんでいた、そんな彼をみて私は『急ぎ過ぎだよ』と笑って言った
思えばこんな風に笑ったのも何日ぶりか…
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ゆん - 好きです！！！！！続きが気になります！！！ (2020年10月22日 23時) (
レス) id: f802e76bce (このIDを非表示/違反報告)
ただのエースファン - よかったです!!続きが楽しみです!! (2020年4月28日 9時) (レス) id: b5fc57be2a (このIDを非表示/違反報告)
ネコノミクス(プロフ) - フレアさん» ふおお！！読んでくださってありがとうございます！！！更新頑張ります(´；ω；｀) (2018年8月15日 21時) (レス) id: 5e7f718615 (このIDを非表示/違反報告)
フレア - 凄く面白いです！続きが楽しみです！更新頑張ってください！ (2018年8月15日 10時) (レス) id: 02d52b4d87 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ネコノミクス x他1人 | 作成日時：2018年8月11日 15時
