九十四話 ページ5
そして、ライブが終わった。
語彙力がないことを十数年ぶりに呪った。
あのリーダーさん(？)、「フハハハハ！ひれ伏すが良い愚民供！」って叫んでて頭の中で作られてた穏やかで真面目そうな人のイメージが崩れ落ちた。
思わず膝から崩れ落ちそうだった。ショックで。
あと、ついこないだ見かけたナンパ野郎(失礼すぎる)もとい漣くんと巴先輩も、
バチバチバッチ(？)かっこよかった。
あとはユニット内でもどのポジションなのか全くわからない赤髪…？の眼鏡さん(？)。
隣の人も、ほかの観客もキャーキャーキャーキャー叫んでたな。
たまにEdenの方達がファンサするたびに奇声をあげた失神者が出て大変だったが。
私はあまりの凄さに言葉を失いボーゼンとしながら見てた。
曲もマジでかっこよくて思わず私も猿の鳴き声を発声するところだった。
終わった瞬間、立ち上がって大きな拍手をしたよ。
姉上も終わったあと会ったら汗びっしょりだったし。叫びすぎて暑かったらしい。
喉が痛いって言ってた。
ライブ一回で、大変だなぁ。
思えば前のKnightsのライブも、尊死しかけた人が数人かいたような…………
そういえば、マミーはどこなんだろ？一回も見かけなかったけど。
後からメールで「かっこよすぎてやばかった」ってきてた。うん、私と同じく語彙力なくなってるよ。
それにしても、漣くん、キレッキレだったじゃん。かっこよかったよ。
ただのナンパ野郎(失礼すぎるコイツ殴っていいか？？)じゃなかったんだな。(違うに決まってんだろ)
そういえばあんずちゃんにこの前漣くんに向けて伝言を頼んだんだけど、ちゃんと伝えてくれた。
その時、
「言っておいたよ、ちゃんと。漣くん、「あ、そうっすか………」ってなんともいえない表情で言ってた」
って言ってた。
急募、なんともいえない表情とは
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作者名：サリー | 作成日時：2023年2月4日 14時
