百二話 ページ13
(ほとんど夕方テンションで書きました。正式には「夕方にバレンタインイベの茨のSPPを見てテンションが馬鹿上がったので書きたくなった」が正しいです。茨のSPP全人類に見てほしい。)
帰ろうとしたら校門になんか確実に高級車だよ☆的な車が停まってた。
これ、触れたら「なに勝手に俺の車触ってやがんだ潰すぞ」って言う人が乗ってると思うので(偏見)触れないようにそーっと、そーっっと通り抜けた。たぶんミリも触れてない。マジで。
「おや、人間でありますか！」
「なんだコイツ」
思わず本音が漏れたが仕方ないだろう。
初対面で「人間ですか！」って言うとか失礼だな。私は人間じゃないとでも思ったのか？
ってか、この人って…………
「……いばにゃん？」
確かこの人ってEdenの人じゃなかったっけ。
そういやライブにもいたな、こんな人。忘れてた。
夏樹がたびたびいばにゃんって呼んでたような………
「失礼な人間ですね！今すぐ拳銃で脳天ぶち抜かれたいんですか」
「ﾋｪｯなんでもありません」
ハイライト消すな怖い怖い。
「……茨、怖がらせてはいけないよ」
「失礼、閣下！あまりにもこの人間が失礼であったので！」
「私からしたらお前の方が失礼だよ馬鹿野郎」
「………閣下、この辺に拳銃はありませんか」
「…ないよ。ところで、君、生徒会室まで案内してくれないかな」
「えっ、私今から帰るところなんですけど……他の人に頼んでください」
「ここまで自分達の時間を奪っておきながら自分はのこのこと帰る…人間として最底辺ですね」
「すみませんこの人ぶん殴っていいですか？？」
「……ごめん、私達も時間がないんだ。他の人を探そうにも時間がない……だから、お願いできるかな」
「くっ……この眼鏡と違って貴方はいい人っぽい……仕方ない、案内しますよ」
「……ありがとう。この恩は忘れないよ。ついでにさっきの茨も忘れられないね」
「いえ、自分としては忘れてほしいんですが。もう少しで手が出るところでした」
とりあえず一応自己紹介はしたが七種？にくん付けは非常に嫌なので名字呼び捨てで呼ぶことにする。
乱先輩は乱先輩で。
それから確実に七種に睨まれながら生徒会室まで案内した。よく耐えた、私の拳。
次会ったら顔面ストレート決めてやる。
ちなみに七種がボソッと「受けて立つ」って言ったの聞こえてるからな。
おっけー容赦はしないよ☆
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作者名：サリー | 作成日時：2023年2月4日 14時
