エルゼの妹は『最強の魔法少女』 (ページ1)

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コーリー星

『うぅ……』

エルゼ「どうしたの、こんなところで。」

『あっ、家から追い出されて……』

エルゼ「……じゃあ私のところにおいで？」

『え？』

エルゼ「今日からあなたは私の妹よ。大切な。」

『……！』

大切なんて言われたことがなかった。

今まで虐待され続けて地獄な日々を歩んでいたから

エルゼ「あなたの名前は？」

『わからない……』

エルゼ「え？」

『名前つけられてない……』

エルゼ「……それじゃあ私がつけるわ。そうね……」

エルゼ「Aとかどうかしら？」

『A……！！』

エルゼ「喜んでくれてるみたいね。今日からあなたの名前はAよ。」

救ってくれたのはエルゼでした。

エルゼ「何が『最強の剣士』よ、何が『民を守るのが私の役目』よ……

大切な友人も守れないで……」

『エルゼ……』

エルゼ「うぁぁあああああああｯｯｯ！！！

赤き魔星ｯ！許さん！」

光線のようなものが放たれ、腕を切り落とす

『！！！！』

エルゼ「許さない……許さない……」

私だってそう思ってる。

ただ恐怖で身体が震え、動くことすら出来ない

『最強の魔法使い』なのに……

オゼロ「逃げるんだ！エルゼ！A！」

マゼラ「ギッギッギッ、感じる……感じるぞ……！

お前の中に抑え込まれた『負の感情』を」

オゼロ「ｯ何をしている！早く逃げろ！！」

『オゼロ！危ないっ！』

光線が撃たれる瞬間私はオゼロの前に腕を突き出し庇うが。

光線は腕を貫通し、オゼロの心臓に大きく穴が開いた

『ｯ……！！！』

エルゼ「オゼロ……？」

『あぁｯ、ぁぁぁああああｯ！！！』

エルゼ「Aｯ……A……！」

マゼラ「コーリー星の女王、最強の魔法使いよ。」

マゼラ「お前らは自分の星を救いたくはないのか？」

『……え？』

マゼラ「お前が切り落とした私の右腕の代わりとなるならば、この星を食するのをやめても良いのである」

エルゼ「私達が、、お前の右腕に……？」

マゼラ「お前らは今から私の右腕……

エルゼメキア、ルキナだ。」

『アハハハハハハハ！』

あーあ。

あの時私が動いていれば

助けに回っていれば

役立たずだ。