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「…ねぇ、山口くん」
「ん？どうしたの」
休憩中に座り、話しかける。
「つ、月島くんって、27日、誕生日だよね…？
あの…月島くんが喜ぶものって…なに……？」
本人に聞くなんて出来ないし、
聞けたところで「そんなのない」と答えられる
未来しか見えない。
「ん〜、ショートケーキ好きだし、
甘いもの…スイーツ系とかかな…」
「あの…それって…さ……
手作りでも、大丈夫…かな…」
「う〜ん…なんか、バレンタインの時とかも
始めっから貰うつもりがないみたいで
なんとも言えないんだよね」
そっか…と肩を落とす私に影が落ちる。
「なに話してんの」
「つつつつつつ月島くん！！」
「あっ、ツッキー！」
この会話を一番聞かれたくない人が来てしまった。
「ねぇ、ツッキーは手作りのお菓子食べられる？」
あえっ！？山口くん？！
ドキドキしながら、月島くんを見上げる。
「……別に、いいけど」
「ほんと…！？」と思わず出そうになる言葉を引っ込めた。
そうなんだー、と気楽に話し続ける山口くん。
「なんで急にそんな話なの？」
「だってツッキー、バレンタインあんまり
貰おうとしないじゃん」
「あんな量 貰ったら、
消費するのも返すのも大変でしょ…」
…そんなに貰ってたのか。単純にすごいな。
と同時に、この高校にも
それだけライバルがいるって考えても
おかしくないよね…と1人で勝手に落ち込んだ。
「よーし！休憩終わり！再開するぞー」
澤村先輩の声に、みんなが一斉に反応する。
山口くんは「良かったね」と
去り際に優しく声をかけてくれた。
「まぁ、せいぜい頑張って作りなよ」
「私が、なんて誰も言ってないでしょ！」
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じゃこたま(プロフ) - うぅ…0時ぴったりにあげようと思ってたのに…うぅ…(；_；) (2019年9月27日 23時) (
レス) id: 4772484cf8 (このIDを非表示/違反報告)
じゃこたま(プロフ) - まこさん» わああありがとうございます！自分の好きなように書いてて、こういうお言葉を頂けるのはとても嬉しいです…！！ (2019年9月23日 20時) (レス) id: 4772484cf8 (このIDを非表示/違反報告)
まこ - すごく可愛いお話ばかりでキュンキュンさせていただきました。素敵な作品に出会いました。ありがとうございます！ (2019年9月17日 13時) (レス) id: 8ab948ac9c (このIDを非表示/違反報告)
じゃこたま(プロフ) - めぐみるくさん» ありがとうございます！更新怠らないように頑張ります！ (2019年8月30日 0時) (レス) id: 4772484cf8 (このIDを非表示/違反報告)
めぐみるく(プロフ) - うわぁああああああありがとうございます！！！！神ですもう流石すぎます！！！！これからも応援してます！！！！！頑張ってください！！！！！！ (2019年8月29日 22時) (レス) id: b734a4fc0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：じゃこたま | 作成日時：2019年2月7日 5時
