ぶりっ子、前世を思い出す【鬼滅の刃】

ぶりっ子 １０ ページ12

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人形にされた人間はもう息の根が止まっているらしい。
……何その情報、要らねえよ……。



『はあっ……』

｢こんなに長くお人形遊びが続いたのは初めて……。お姉ちゃん、楽しいね！｣

『楽しくないです！！！(全力)』



何言ってんだこの子！！
こっちズタボロだぞ！！？ちっとも楽しくねえわ！！
マジで全力で否定させてもらう。

鈴の鬼も参戦するようになって、戦いは一気にこちら側の不利となった。(だって実質２対１)

なんてったってこいつら、すばしっこい！
するするとかわされていく攻撃に、イライラもどんどん積み重なっていく。



『くそっ……！
前の私恨むぞ、もう少し鍛錬しとけばよかった…！』

｢お姉ちゃん、だんだん動きが遅くなってるよ？
……そろそろ終わり？｣



ぐんっ、と横から赤い人形が飛んでくる。
前からは鈴の鬼の女の子。

相打ち覚悟で、護身せずに鈴の鬼の首に刃を振る。鈴の鬼の爪が私に刺さるのとどっちが早いかな……！

出来ればこちらであることを願うけどね！！



『……えっ』

｢あ……｣



私の刃は、鈴の鬼の頭と首のあいだを通った。……しかし、感触はない。

ドサッと隣に鈴の鬼の人形が落ちる音がする。
赤い光は、だんだんと弱くなっていく。



｢あ……なんで｣

｢よもや！胡蝶の妹ではないか！！！｣

『えっ、……あっ煉獄さん！！？』



柱との遭遇率〜〜〜！！！(泣)

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