10話 ページ12
「さいどえふぇくと…?」
なんだそれ。
「どうしたんですか。迅さん。サイドエフェクトって?」
時枝先輩が聞きたい事を全部聞いてくれた。
「俺たちのサイドエフェクト使えなくなったんだよね」
「俺たち?………ホントですかそれ」
「ホントホント。それのせいで支障があるやつもいればないやつもいるんだけど…」
「なるほど。で?それと斎くんなんの関係が?」
そうそれ。サイドエフェクトもなんだそれだけど、1番聞きたいのは俺が何したの?だ。心当たりなんて皆無だし。
「あ、斎くんって言うの?そうそう、たぶん使えなくなった原因がその子なんだよねー」
迅さんがそう言い俺を指差す。
とたん俺に視線が集まる。
「俺…?」
頬をひくつかせて自分を指差す。
「そうそう」
迅さん?はそう言ってニコニコと笑った。マジか。
「てなわけでその子借りてっても良ーい?」
俺は物か。
「良いですよ。今日やることは一通り済んだので」
良いの!?思わず時枝先輩を二度見すると、ぐっと親指を立てられた。紡は無表情で手を振ってくる。………
「そう?んじゃ借りてくねー」
次の瞬間羽が生えたような錯覚に陥る………ん!?俺、浮いてる?
「カゲ、いきなり持ち上げるのはどうだろう」
「俺はさっさと事を終わらせてーんだよ」
「取り合えず行くか」
…この状態で行くの俺!?下ろしてくれないの!?
足をばたばたさせると
「暴れんな」と睨まれた。ガチ睨み怖い。
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レモンとみかん人(プロフ) - 木南じゃなくて、小南ですよ (2022年1月5日 9時) (レス) id: 89af934301 (このIDを非表示/違反報告)
蒼也 - この小説面白いです続き、とても気になります 更新頑張ってください (2020年3月4日 15時) (レス) id: ea89e2c5ba (このIDを非表示/違反報告)
睦月(結心別垢)(プロフ) - EMIKOさん» ぜひぜひ!お待ちしてます!!ゆっくりで大丈夫ですので! (2020年1月4日 21時) (レス) id: 05707dd0b8 (このIDを非表示/違反報告)
EMIKO(プロフ) - ありがとうございます!描いたらTwitterに送りたいのですが大丈夫ですか? (2020年1月3日 9時) (レス) id: dbece56e65 (このIDを非表示/違反報告)
睦月(結心別垢)(プロフ) - syo_taさん» ドンピシャ…嬉しすぎますねそれは笑え、つTwitterも!?絡みましょうぜひ! (2019年12月31日 23時) (レス) id: 05707dd0b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:結心 x他3人 | 作成日時:2019年7月9日 20時