５話 ページ5
『おっ折れてる？！』
医務室に私の声が響いた。
「うんポッキリー」
そう言って撮ったレントゲンを見ながら、カラカラと笑う深月さん。いや笑い事じゃないよ深月さん。
「うーんこの感じだと全治3ヶ月ってところかな？」
『ウッソ！？』
「ホントでーす」
『3ヶ月って…もうちょっとどうにかなりません？』
「ならないねー、どれだけ短く見積もっても3ヶ月」
『ええ…』
隠岐さんが言っていた事が最悪の形で当たるとか、
「まぁでも大丈夫でしょ」
『え、？』
「えってここはボーダーだし。あんたエンジニアでしょ？自分で骨折してないトリガー作れば？」
『…その手があった！』
「いや今？」
『じゃあ早速つく！！？痛い！』
「アホか。左足折れてるって言ったでしょ。一応固定してギプスしたけど…はい松葉杖」
『…』
渋々松葉杖を受け取る。あれ？松葉杖ってどう使うんだろ？骨折した事なかったから使い方が今ひとつ分からん。
コツ…コツ……コツ
『あでっ』
まさかの松葉杖に右足を引っ掛けて転倒。
「いや運動神経大丈夫？逆になんでそんなに器用な事出来んの」
『知らないよ…』
もう1回トライする。
コツ…コ
『あでっ』
「早いわ」
深月さんにツッコまれた。
「あんた危なっかしいわねー、ラボまでついて行けたら良いけどあたしまだ仕事あるし」
『1人でも大丈夫ですよ』
「1人じゃ大丈夫じゃない事をあんたが今身を持って証明してくれたわよ」
深月さんが呆れながら、ピッピッと携帯を操作する。
「あ、もしもしー？今暇？ちょっと頼みたいことがあるんだけどー？」
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なや - 隠岐君！男前で、かっこいいです。 (2022年3月31日 12時) (
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なや - 隠岐君！男前で、かっこいいです。 (2022年3月31日 12時) (レス) @page8 id: 8cf2aca477 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：結心 | 作成日時：2019年7月6日 6時
