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隆弘side
それから慌ただしくも充実した日々を過ごして行った俺達。
Xmas以来言葉は無くても繋がってる気持ちは同じだと美優が不安に思う事も減って行った矢先
新たな問題が浮上してきた…。
もうすぐ春を向かえようとしていたある日…。
何時もの通りレッスンに来ていた俺と真司郎と他3人が呼ばれ、スクールから男性ヴォーカルユニットが組まれる事が発表された。
今後、それに伴いレッスンやレコーディングに撮影と学校に支障が出ない様にスケジュールが組まれる事も聞いた。
仮のデビューも決まっていてCDやDVDの発売もあるらしい…。
真「にっしーどないしたん?浮かん顔しとるで。」
「いきなりの事で頭が整理出来てないだけだよ…」
真「まぁ、いきなりなんは確かやな…そや。美優に連絡せんでええんか?」
「この後会うから、そん時言うけど…」
デビュー、信じてくれるかな?
前に嘘付いたし…。
それよりも、不安にさせたくないな…。
「なあ。真司郎、一緒に来てくんないか?」
真「何でお前らのデートに付き合わなあかんの。」
「だってさ…」
真司郎も知ってる、あの時の事。
自分のした事だけど…
1度ついた嘘は消えはしないから。
真「一昨年の事やろ。もぅ、しゃぁないなぁ…。」
そう言いながらも嫌とは言わない真司郎
その後も普段通りにレッスンを続けて夕方美優との待ち合わせ場所へ真司郎と向かった。
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作者名:ayu | 作成日時:2017年10月27日 7時