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高「 .... A、ちゃん、?」
Aちゃんの名前を呼んでも返事は返ってこなくて。
少しの沈黙のあと、少し掠れたAちゃんの声が聞こえた。
『 ..... ばかっ、』
高「 え、?」
『 っ、海人のバカ!!』
Aちゃんの腕に力がはいる。
『 いつも言ってるじゃん、!1人で抱え込むなって、無理しないでって。2年前と同じことしないでよ!そんなことしたら、海人が苦しむだけじゃんっ、、』
高「 、、、」
『 海人のことだからメンバーに迷惑かけたくないって思ってたんでしょ、?家で泣いてたんでしょ、?... もうっ、もう、、、昔みたいに苦しむ海人なんか見たくないよ、』
Aちゃんの必死の訴え、Aちゃんの涙。
あぁ、今まで僕は何をしていたんだろう。
1人で抱え込んで、メンバーにも心配かけて。
結局迷惑かけてんじゃん。
『 っ、海人っ、お願いだから、、、私たちをもっと頼ってよ、、。また海人の笑顔が見たいよっ、』
高「 Aちゃん、、」
Aちゃん、昔も今みたいな時期があったとき
こうやって僕を抱きしめて声をかけてくれたよね。
あの時もAちゃんに救われたし、
今回もAちゃんに助けられた。
僕はAちゃんの小さな背中に手を添えた。
高「 Aちゃん、ごめんね、。俺さ、なんも考えれてなかった。みんなの気持ちも、Aちゃんの気持ちも。でも、、でもね?今Aちゃんのおかげで気付くとこができたんだ 」
Aちゃんの体をそっと離し、笑顔をむける。
高「 ふふ、ありがとう!」
いつぶりだろう、心から笑えたのは。
僕の笑顔をみたAちゃんは泣きながらも微笑んで、
『 っ、この笑顔が見たかったんだよ〜っ、!』
高「 へへっ、いたいよお、(笑)」
僕の頬を優しく摘まんだ。
今まで何回Aちゃんに助けられたのかな。
同い年だけど、ちょっぴりお姉ちゃんで。
少しおバカさんだけど誰よりもメンバー想い。
そんなAちゃんが今までもこれからも大好きなんだ。
ありがとう。
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雪うさぎ - はじめて読みました!面白すぎました!これからも更新頑張ってください! (2021年3月8日 22時) (レス) id: ccc1bed0d6 (このIDを非表示/違反報告)
は く ま い(プロフ) - 涼杜兄妹さん» 返信遅れてすみません(..;) きしさくが読んでくださる方々の癒しになればいいなと思ってます^^ (2021年2月23日 14時) (レス) id: 69e78e018f (このIDを非表示/違反報告)
涼杜兄妹(プロフ) - あけましておめでとうございます!きしさく!!めっちゃうれしいです!!これからも楽しみにしております♪ (2021年1月4日 22時) (レス) id: a89c13a921 (このIDを非表示/違反報告)
は く ま い(プロフ) - 美紀さん» 明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします !! ぜひ、またリクエストしてください(^-^) (2021年1月2日 13時) (レス) id: 69e78e018f (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - リクエスト最高でした作者さんが良ければまたリクエストしたいぐらいリクエスト書いてくれてありがとうです (2021年1月1日 18時) (レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:は く ま い | 作成日時:2020年11月23日 15時