base-決断-

相談 ページ4

「まぁ…あとは純が自分で決めることだよ。
相談ならいくらでも乗るから(^ ^)」

「……分かりました。」

「迷って当たり前だ。まだ時間はある。
しっかり考えな(u_u)」

高校進学先、プロ入団に続いての、人生3つ目の大きい分岐点であることは間違いない。

「 先輩に相談してみたら？知らないかもしれないけど、
小林も数年前…4年ほど前かな、メジャーの話があったんだ。」

「えっ…」

「あいつは高校時代から肘の怪我持ちでな…ほら、2年前も手首痛めてたろ？あれは肘をかばうからなんだ。」

「それで…断念したんですか？」

「断念して、しかも手術する決断したよ。
本人も相当ショックだったみたいで、この話を本人にするのは御法度なんだけど…純のためになら相談乗ってくれるだろうし、アドバイスもくれるはず。」

「怒らせたりしないですかね…ヽ(；▽；)ノ」

「真剣に話したら大丈夫。あいつが純の頼みを聞かないとは思わないな(￣ー￣)」

「分かりました(°_°)」

ーーーーー

少しドキドキしながら小林さんにメールした。

『ちょっと相談したいことがあるのですが、近々ご飯行ける日ありますか？』

返事は早かった。

『純が俺に相談？珍しいな。今日でもいいよ！』

『内容が内容で。小林さんにお願いしたいです。』

それを見て察したようで、返事は電話だった。

『純、大まかな内容だけ今言える？』

『えっと…』

どうしよう…地雷踏んだかな…( ｉ _ ｉ )

『…メジャーか？』

『えっ、あ…そうです…』

『なんで俺に……監督か？』

『そうです…やめた方が…いいですか？』

『…いや、話そう。松田さんも一緒でもいい？俺もすごく話聞いてもらった先輩だから。』

『もちろんです…ありがとうございます(；＿；)』

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