旅立ち ページ25
「あ、ごめっ・・・」
「タク・・・」
「なんでもねえよ！(笑)ほら、早く行けって。」
思い出した。
タクの癖―――――
服の裾を引っ張るのはタクが不安を感じた時にする仕草。
「タク、ごめん・・・」
「えっ、何謝ってんの・・・？」
「・・・んーん、何でもない。」
「1年で帰ってきたら許さねーからな。」
「帰らねーよ！ この前は帰ってきても良いって言ってたのに(笑) 矛盾してるなぁ(￣∀￣)」
「ははっ(笑) 純、また・・・会おうな。」
「何言ってんの(笑) もちろ…」
「アメリカで。」
「・・・そういうことな！」
「あぁ。 俺も絶対そっちに行ってみせる。」
「寂しいけど…行ってくる。 またな！！」
ーーーーー
⚫︎タク
なんとか…なんとか笑顔で送り出せたけど、見えなくなった瞬間、糸が切れた。
いっぱい人がいるのに…涙が……っ
何も終わりじゃないのに、会おうと思えば会いに行けるし連絡もとれるのに、すごく寂しくなって…
いつも純が俺を頼っているように見えて、実は俺が純に依存していたのかもしれない。
さすがにそれはないかな？(笑)
でも、いつもニコニコしてそばにいてくれて
困った時はすぐに頼ってきて
オフシーズンになってもしょっちゅう遊びに行って
そばにいるのが当たり前だったから…
「こんなところで泣くなっつーの」
頭からバサッと何かをかけられた。
…！？
「松田さん…と小林さん…！？」
「よぅ(笑)」
「なんでここに…」
「何ってもちろん純のお見送りさ。搭乗口のところで会ってきた( ^ω^ )」
「そうだったんですか…すみません、こんな姿お見せして。思ってたより寂しくて(笑)」
「そりゃそうだよな…あれだけ仲良いんだから。
タクにも不安はあると思うけど、場所が違ってもそれぞれ頑張ることが、お互いのためになるぞ。
遠くからでも仲間が頑張ってる知らせを聞くのは嬉しいものだから(^ ^)」
「そうですよね…今は寂しいですけど、切り替えて頑張ります。俺もメジャー目指したいですし！」
「その意気その意気！」
先輩たちのおかげで寂しさも紛れた。
俺も、もっと自立しないと…
自立してるつもりだったけど、実はまだまだだったんだな。
純、がんばれ。
俺も純に負けないぐらいの成績を残して、追いかけていくから。
fin.
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美咲(プロフ) - あっきさん» 楽しみにされるとなんかテンション上がって早速公開しちゃいましたぁぁあ（笑）読んでくださいね（笑） (2015年11月12日 11時) (
レス) id: 53c2fb1671 (このIDを非表示/違反報告)
美咲(プロフ) - あっきさん» あっきさんのコメントが嬉しすぎて私はテンション上がりまくりです！プレミアでなかなか川端選手出してもらえないのなかなか辛いです(´･_･`)小説書くために調べると、なんか気になるようになってしまって（笑） (2015年11月11日 23時) (レス) id: 53c2fb1671 (このIDを非表示/違反報告)
あっき - 完結おめでとうございます！楽しみ＆嬉しすぎてコメントの頻度が上がってますね(^_^;)川端選手のやつアップされたらそっちはもっとテンション上がるかもです(^_^;)美咲さんの作品大好きですし、いつも楽しみにしてます！これからも頑張ってください！ (2015年11月11日 20時) (レス) id: 878c566972 (このIDを非表示/違反報告)
あっき - そうなんですか？スゴく楽しみにしてます！ (2015年11月9日 22時) (レス) id: 878c566972 (このIDを非表示/違反報告)
美咲(プロフ) - あっきさん» プレミアの方、ほぼ完成しました！base行き詰まっているにもかかわらず、書くのが楽しすぎて…（笑）もうすぐ始まるのでお待ちください！ (2015年11月8日 0時) (レス) id: 53c2fb1671 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美咲 | 作成日時：2015年8月22日 0時
