１ ８ ０ °

いちごミルク ページ18

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( 貴久 side )



ふたりが去っていった後

取り残された 俺と ..

手越の幼馴染み '' 三村明子 ''





.



非常に気まずい。






「.. と、りあえず .
. 俺 Aちゃん探しに行く 」






この空気感の中で

初対面に近い状態の

俺らは かなり 気まずい 。




.



「 私も 。祐也くん探しに行きます 」





... ついてくる感じですね 。( ( (




.


「 ..ん、」



俺は 手越とAちゃんが

走っていった方面に足先を向け

歩き出した 。



.


.



「 ｯ手越の奴め 。」



ほんと

後で覚えてろよ？


.



「 祐也くん、ああいう面あるんですよね 」



後ろから話し出す ''三村明子''。




.

「 だよな。アイツ人の事考えねーもんな 」




「 ふふ(笑) 祐也くんらしいです 」



「 手越らしい 、か 」





.



歩く事 5分 。


なっかなか 見つかんねーよ 。



.



「 あー、手越ーー！放送でもしてやろうか 」




「 だめです。」




分かってるよ。冗談じゃん 。




「 .. 腹減ったー。 」



「 あ、.... はい。 」




俺は 、'' 三村明子 '' の方を向き

なにか持ってるのか という 期待があった。





.



差し出された .


アメちゃん。



.



「 いちごミルクか。」



「 嫌でしたか？ 」



「 ううん、別に 。」




いちごミルク は Aちゃんが好きなんだよな。




「 そうなんですか(笑) 」



... え？



「 声に 出てましたよ(笑)」




... ｯやっべ


「 恥ずかし 、」









「 祐也くんと似てますね。









. そういうところ 好きです 」




俺は

思わず耳を疑った 。




.




そして


不意に被さった 顔 。



. 違う


被さったのは 顔じゃない 。









唇だ 。

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