【鬼滅の刃】日本一慈しい鬼退治 肆

慈しい百陸拾捌 ページ18

善逸side

『うんうん。分かります。柱の方たちだって甘えたい時はありますよね』

いや違うから。この人達は久々に甘えたくなったとかじゃなくて、Aに膝枕して欲しいだけだから

まぁ言っても信じてくれないと思うけど

『俺はこれから出掛けるから出来ませんが、次空いてる日があったら膝枕しましょうか？』

えぇ！？もうすげぇよA！！

柱相手にそんなこと言えんの！？

しかも下心とか一切ないから余計に凄い

てか、オッサン達いつまで固まってんの？

どんだけ衝撃受けてんの？

まさか、少し考えてないよね？Aに膝枕してもらえるならしてほしいとか考えてないよね？

流石に柱でしかもいい歳してるし、自尊心はーー

義勇「今度頼む」

言った！！

頼むって言ったよ！！え？この人二十越えてるよね？

自尊心どこに置いてきたの？

しかも常に無表情なのに、嬉しい音が響いてんのが凄く怖いんですけど

どんだけ表情筋死んでんだよ

顔に出せよ

実弥「てめぇは何言ってんだァ！！死ね！」

小芭内「お前は本当に碌でもない事ばかり喋るな。もう口を閉じとけ。一生喋るな」

いや、そこまで言う？

ていうかお二人さん。音でバレてるからね？本当はしてほしいって思ってることバレバレだからね？

『分かりました！じゃあ義勇さん。次空いてる日、また連絡してください！』

「「、、、」」ﾋﾟｸｯ

義勇「あぁ」

伊之助「ホントはして欲しいくせに何躊躇してんだこいつら」

伊之助ぇぇぇえ！！

善逸「ちょ、おま、黙っとけ！」

慌てて口を塞いだ

「「、、、」」

ほら怒ってるじゃん！！音怖いんだよ！！

『実弥さん、小芭内さん。本当にいいんですか？柱で色々頑張ってきたでしょうし、たまには甘えていいんですよ』

ｱｯほんとにAは心が綺麗だな！

マジで心配して言ってる！！

今どきこの歳でここまで純粋な子いないよ！？

実弥「っ、、、そのキラキラした顔こっちに向けんじゃねぇ」

傷のオッサンがそっぽを向き、蛇のオッサンが目を手で覆った

うん。その気持ち分かる。俺もたまにAの顔眩しすぎて直視できないもん

実弥「俺は必要ねェ。こいつとは違っていい大人だがらな(ホントはしてほしいけど)」←

小芭内「俺も必要ない(ホントはしてほしいけど)」←

何かもう分かりやすいんですけど←

義勇「俺が一歩優位になったな」

「「はぁ！？」」









結局三人とも膝枕してもらう事になった

嬉しそうな顔してたの見逃さなかったからな

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