慈しい百丗肆 ページ34
三人が口を開こうとした時、
『違いますよ！皆さんは突然泣き出した俺を心配してくれただけです。冨岡さんは妹弟子として可愛がってくれているだけで、、、とにかく俺を好きになる事なんて無いですよ』ﾆｯｺﾘ
胡蝶「まぁそうですか、、、その割には、、、」
チラリと見る
しのぶさんの視線を辿り見ると、三人が怒っていた
え、誤解は解いたはずなのに何を怒っているのだろう、、、？
不死川「(何イラついてんだ、、、竈門の言った通りだろうォ。俺だって否定しようとしてた。けど竈門に否定されるとなんかーー)」
伊黒「(いやいや信じないぞ俺は。そもそも何故ここまでイラつく必要がある。今の俺はおかしい。そうだ胡蝶めに診断してもらえば、、、いやそれも癪に障る、、、とにかく何故か俺はここまで否定する竈門にーー)」
冨岡「(妹弟子？それは何か違う気がする、、、この気持ちが明確になっていないのにAにそこまで否定されると凄くーー)」
「「「イラつく」」」
「『え』」
俺としのぶさんの目が点になる
い、イラつく！？
やっぱり俺が何かしてしまったのか！？
ハッもしかして、、、
『すみません！俺を心配してなんかいませんでしたね！！』
しのぶ「それも違うと思いますけど、、、」
え、、、、
不死川「竈門、、、とにかく柱合会議の時は悪かったァ。俺は帰らせてもらう」
扉に足を進める
伊黒「、、、俺も悪かった」
冨岡「失礼する」
伊黒さんと冨岡さんも不死川さんに続いた
しのぶ「それではお見送りしますね」
結局残ったのは俺だけとなってしまった
何故怒っていたのだろう？
その疑問は解かれることなく話が終わった
しのぶside
二十一歳組は揃いも揃って鈍感ですか
それとも六歳下の女の子に恋情を抱いたと信じたくなくて分からないふりを？
三人を見据える
まだイラついている様子だった
とにかく面倒臭いことは確かですね
しのぶ「あんな逃げるように部屋を出なくても良かったのでは？」
不死川「はぁ？逃げる？誰が逃げたんだよ」
冨岡「、、、」
しのぶ「貴方たちですよ。そんなに自分の気持ちに気づきたくありませんか？」
伊黒「何を言ってーー」
しのぶ「はい、ではお帰りください」
「「(こいつ、、、)」」
完全に来た時と同じ状況だった
三人が去った後、
しのぶ「自分の気持ちぐらい自分で気づきやがれですよ」
と言っていたのは胡蝶しか知らない
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眠いちゃん - 色々と尊い (2023年1月4日 23時) (
レス) @page36 id: acdc06f415 (このIDを非表示/違反報告)
桜彩 - 続きが楽しみです！頑張ってください！ (2020年5月7日 12時) (レス) id: 6f79f7da2a (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃん - 全部読ませて頂きました!!無限列車編が楽しみです！ (2020年5月6日 15時) (レス) id: 379dd4f6ed (このIDを非表示/違反報告)
紅羽瀬 - はじめまして！前々作から読ませて貰ってます！話めっちゃすきなので、更新頑張ってください！ (2020年5月6日 15時) (レス) id: 670fb2d290 (このIDを非表示/違反報告)
RIKU - 全部見ました、面白かったです。更新頑張ってください！ (2020年5月4日 19時) (レス) id: 203b0c7d28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モッチー | 作成日時：2020年5月3日 2時
